「彼は決して誰かにせかされることなく、自分のペースでプレーできる。あの若さでそれができるのはレアなこと」
2月28日(現地時間27日、日付は以下同)。ブルックリン・ネッツはダラス・マーベリックス戦を98-115で落とし、連勝が8でストップした。
ケビン・デュラント、カイリー・アービングを欠いたネッツは、ジェームズ・ハーデンがゲームハイの29得点に7リバウンド6アシストを残すも、チーム全体でフィールドゴール40.7パーセント(35/86)、3ポイント31.8パーセント(14/44)に終わり、ターンオーバーを19回も記録することに。
試合後、ハーデンはこの試合で27得点6リバウンド7アシストをマークしたマブスのルカ・ドンチッチについて、自身と似ている部分があると話していた。
「(俺たちには)いくつか類似点がある。彼は決して誰かにせかされることなく、自分のペースでプレーできる。あの若さでそれができるのはレアなこと。それにゲームの中で指示を出し、コントロールすることができる。皆が知っていることだけど、彼にはものすごく明るい未来がある。マブスはスペシャルな選手を手にしている」。
ハーデンとドンチッチはいずれもオールスターに複数回選出された実績を誇るスーパースター。両選手とも身体能力で相手を圧倒するわけではないものの、ハンドリングに秀でており、プレーメイカーをこなしながら高得点をたたきだすことができ、ステップバックスリーを得意技としていることでも共通点があると言えるだろう。
ドンチッチを指揮して3年目を迎えているリック・カーライルHC(ヘッドコーチ)も両選手には似ている部分があるとは話している。
「過去2、3年にハーデンがプレーしてきた状況というのは、オフェンスで彼を中心に展開していた。このチームでは、ルカを中心に回っているから似ている部分がある。ヒューストン(ロケッツ)とブルックリンのスタイルと、我々のスタイルは少し違うけどね。ただ、あの2人は世代を代表するほどの選手なんだ」。
ドンチッチを中心に戦うマブスに対して、ハーデンは今季途中まで在籍していたヒューストン・ロケッツ、現在のネッツでプレーメイカーを務めているものの、ロケッツ時代と比較してプレーメイカーとしての役割が大きくなっており、両選手が現在置かれている状況は若干違うものの、得点、リバウンド、アシストと3拍子そろった万能戦士なのは明白。今後も激しいマッチアップを展開し、切磋琢磨してほしいところだ。