NBAは3月5日(現地時間4日、日付は以下同)に9試合を終え、2020-21レギュラーシーズン前半戦の日程を終了。翌6日から11日までオールスターブレイクとなっており、8日のオールスターゲームならびに各コンテストに参戦しない選手たちは、休暇を迎えている。
ここまでイースタン・カンファレンスではフィラデルフィア・セブンティシクサーズが24勝12敗、ウェスタン・カンファレンスではユタ・ジャズが27勝9敗でそれぞれトップに立っている。30チームのうち約半数の16チームが勝率5割超えを記録しており、11日から始まるシーズン後半戦もプレーオフ、プレーイン・トーナメント進出をかけた激しい戦いが繰り広げられることが大いに期待できる。
なお、今季のリーグ平均得点は533試合を終えて112.1。15-16シーズン以降、平均得点は毎シーズン伸びているものの、平均得点が112.0を超えたのは1970-71シーズン(同112.4得点)以来、50シーズンぶりの高水準。
3ポイント全盛と言われているように、11-12シーズン以降、3ポイントの平均試投数は右肩上がりで上昇中。平均成功率36.8パーセントもシーズンとしては歴代最高をマークしており、オフェンシブなゲームが展開されている。
ちなみに、今季はクリーブランド・キャバリアーズがリーグワーストの平均104.6得点なのだが、ほんの10シーズン前(11-12)ではリーグトップに相当する数字となっており、よりオフェンシブな傾向が強くなっていることが分かる。
シーズン後半戦では、各カンファレンスにおいて1試合の勝敗によってシード順が入れ替わる可能性が十分あるだけに、平均得点はさらに上昇する可能性もありそうだ。