「自分のペースで、自分のスポットまで行って、毎日放っている自分のショットを打つ。それが俺のリズムであり、自信でもあるんだ」
3月14日(現地時間13日、日付は以下同)。ポートランド・トレイルブレイザーズはアウェーでミネソタ・ティンバーウルブズを125-121で下し、今季戦績を22勝15敗とした。
ウェスタン・カンファレンス5位を堅持しているブレイザーズでは、シックスマンのカーメロ・アンソニーがチームトップの26得点に6アシスト2スティール、デイミアン・リラードが25得点5リバウンド10アシスト、エネス・カンターが20得点11リバウンドを奪取。
1点ビハインドで迎えた第4クォーター。キャリア18年目のカーメロは10得点を集中砲火して勝利に大きく貢献。「じっくり時間をかけているだけ。焦ったりはしなかった。自分のペースで、自分のスポットまで行って、毎日放っている自分のショットを打つ。それが俺のリズムであり、自信でもあるんだ。そのスポットまで行けば、あとは決まるか失敗するかということ」とカーメロは振り返る。
そして第4クォーター残り9分46秒にプルアップジャンパーを決めたことで、アキーム・オラジュワン(元ヒューストン・ロケッツほか/2万6946得点)を抜いて通算得点でNBA歴代11位へと浮上。
「俺は今もここにいるし、プレーできている。今でもゲームを楽しんでいるし、ハッピーなんだ。それが全てだね。俺たちは皆、アキームがこれまでゲームで成し遂げてきたこと、彼がゲームに残してきたことが前例のないことだったのは知っている。この場にいることができて、ただただうれしいね。俺はこれからもプレーし続けていくし、もっと上まで上りつめていくさ」。
そう語ったカーメロは、この試合を終えて通算2万6955得点に到達。主にシックスマンを務めつつ、直近5試合で平均21.2得点にフィールドゴール52.2パーセント、3ポイント43.3パーセント、フリースロー91.3パーセントと絶好調。
CJ・マッカラム、ユスフ・ヌルキッチをケガで欠く中、ブレイザーズにとって貴重な得点源の1人となっており、見事な働きを見せている。
歴代10位のエルビン・ヘイズ(元ワシントン・ブレッツほか/2万7313得点)まであと358得点。シーズン後半戦も長期欠場なくプレーできれば、今季中に歴代トップ10入りする可能性を大いに秘めていると言っていいだろう。