3月16日(現地時間15日、日付は以下同)。『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が、トレードマーケットで注目を集めている選手たちについて報じた。
26日のデッドラインまで2週間を切った時点で、移籍すると予想されているのはPJ・タッカー(ヒューストン・ロケッツ)、アンドレ・ドラモンド(クリーブランド・キャバリアーズ)、ジョージ・ヒルとトレバー・アリーザ(共にオクラホマシティ・サンダー)、そしてラマーカス・オルドリッジ(サンアントニオ・スパーズ)。
先日、スパーズと決別することになると報じられたオルドリッジについては、チーム側こそデッドラインまでにトレードを成立させる見込みと報じられているものの、もし成立しなければバイアウトとなって制限なしフリーエージェント(FA)になることが予想されている。
そこで同記者は、マイアミ・ヒート、ポートランド・トレイルブレイザーズ、ボストン・セルティックスがFAとなったオルドリッジ獲得に動くだろうと報道。ヒートとセルティックスはイースタン・カンファレンスの覇権争いに絡んできそうな強豪チームだけに、オルドリッジ獲得に成功すれば戦力アップが期待できる。
一方、ブレイザーズはオルドリッジにとってキャリア最初の9シーズンをプレーした古巣であり、デイミアン・リラード、CJ・マッカラムという元チームメートたちが所属する思い入れのあるチーム。
ブレイザーズはユスフ・ヌルキッチ、エネス・カンターという2人のセンターを擁し、フォワードにはロバート・コビントンやデリック・ジョーンズJr.、カーメロ・アンソニーがいるため、オルドリッジが加入したとしても多くのプレータイムは望めない。
それでも、キャリア15年目の35歳は熟練のスキルと豊富な経験を持ち、72試合のプレーオフ出場経験もチームにプラスをもたらすだろう。
はたして、オールスター選出7度、オールNBAチーム選出5度を誇るベテランはどのチームで今季終盤戦を迎えることになるのか。今後の動向から目が離せない。