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8月14日(現地時間13日、日付は以下同)。NBAはイースタン・カンファレンスのプレーオフ出場チームがすでに決まっているなか、ウェスタン・カンファレンスの8位の座を懸けたスポット争いが佳境を迎えていた。
13日終了時点で、ポートランド・トレイルブレイザーズが34勝39敗で8位。メンフィス・グリズリーズとフェニックス・サンズが33勝39敗で並び、サンアントニオ・スパーズが32勝38敗と、4チームが0.5ゲーム差以内という大混戦。
だが14日にグリズリーズが119-106でミルウォーキー・バックスを下し、サンズが128-102でダラス・マーベリックスを下してシーディングゲーム(順位決定戦)を8戦無敗とした時点で、スパーズはプレーインゲームズ出場への道が絶たれてしまった。
グレッグ・ポポヴィッチHC(ヘッドコーチ)が1996-97シーズン途中に指揮官へ就任してからというもの、スパーズは翌97-98シーズンから昨季まで、なんと22シーズン連続でプレーオフ進出。NBA歴代最長記録に並んでいたのだが、シーディングゲーム最終戦を前に、その記録が途絶えることに。
8位のグリズリーズと4.0ゲーム差で迎えた第二幕。スパーズは大黒柱のラマーカス・オルドリッジ、ビッグマンのトレイ・ライルズ、先発シューティングガードのブリン・フォーブズを欠くという窮地に陥っていた。
それでも、スパーズはデマー・デローザンを中心にガードを4人配置し、機動力のあるビッグマン、ヤコブ・ポートルを入れてスモールボールで臨み、ここまで5勝2敗の奮闘を見せたことを忘れてはならない。
「この時点で、このチームはものすごい成功を収めてきた。若手選手たちにとっても、最初に話していた時よりも成長することができた。だから我々はここでやってきたことをとてもうれしく思う」。
ポポヴィッチHCがユタ・ジャズ戦(112-118で敗戦)終了後にそう話したように、スパーズは既存戦力で最大限の力を発揮し、最後までプレーオフに向けて戦い抜いたのだから、決して悲観するものではない。むしろリーグきっての強豪が見せた戦いぶりを称えるべきだろう。
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