主力選手を欠くなか、連勝記録を伸ばしているレイカーズ
今シーズン、2010年以来となる2連覇に挑戦しているロサンゼルス・レイカーズ。チームはマルク・ガソルやモントレズ・ハレルなどと契約し、新たな戦力を補強した。シーズン中盤に差し掛かるに当たって、安全衛生プロトコルによって主力選手が欠場し、アンソニー・デイビスもアキレス腱とふくらはぎの故障で現在は戦線離脱中。だが、そのような状況にもかかわらず、チームはオールスター後に4連勝を記録している。
3月19日(現地時間18日)の時点で戦績28勝13敗と西の2位に位置付けているレイカーズ。戦力不足などで連敗記録がありながらも、その後は必ず修正をして連勝しているのは王者らしい見事な戦いぶりだ。『Lakers Nation』によると、今季チームに加入したポイントガード、デニス・シュルーダーがその理由について語ったそうだ。
シュルーダーは「僕らはまずディフェンスから戦いを始める」と試合に臨むにあたっての意識を説明。さらにオフェンスに関しても、「ペースを握ってボールをシェアし、競争的で素晴らしい仕事をしてきたと思っているよ。ここ数試合においては、皆がオフェンスを共有し、結果的に2ケタの数字をそれぞれ残したと思う」と語り、バランスよく得点ができている点について手応えを感じているようだ。
またチームとしての取り組みについてもシュルーダーは言及。「トレス(ハレル)はリムでプレッシャーを与えてくれる存在だ。そうして皆も自分にプライドを持って役割に徹していかなければならない」とし、「尊厳を持って仕事に励めば、おのずと僕らはまとまって優れたチームになっていけるんだ」と語る。
加えて、「お互いに助けあっていく必要がある。でも日に日に試合をとおして、もっとよくなりたいという気持ちが強まっているし、正しい方向へ進めていると感じている。この感覚を楽しんでいるよ」と、今後への意気込みを語った。
一度頂点に立ったあと、再びチャンピオンシップに輝くことがどれだけ難しいかは、歴代の優勝チームが証明していることだ。主力選手のケガやモチベーション、チームケミストリーなど障害はさまざま。レイカーズの場合は主力選手の離脱という問題に直面しているが、シュルーダーの力強い言葉からは連覇への確かな自信が感じられた。