2021.03.29
3月16日(現地時間15日)、ゴールデンステイト・ウォリアーズはロサンゼルス・レイカーズと対戦した。ウォリアーズは序盤からレブロン・ジェームズの活躍により相手に主導権を握られる。レブロンは開始早々にデイミアン・ジョーンズへロブパスを上げてダンクをアシストすると、アイソレーションからダブルクラッチを沈めるなど果敢にオフェンスをけん引。ウォリアーズは前半の時点で15点のリードを許すと、後半でも逆転ができずに97ー128でレイカーズに敗れた。
レブロンは最終的に22得点10リバウンド11アシストとトリプルダブルを記録。ウォリアーズにとっては、相手チームのエースに活躍を許して大差で敗北したのは厳しい結果だ。27得点をマークしたステフィン・カリーは「この大敗は恥ずべき内容。だからこそ『こんな負け方はもうたくさんだ』と感じる必要がある」とコメント。「自分たちがどんなふうにプレーするか、プライドを持たなければいけない」と、悔しさをにじませた。
だが一方で、カリーは長年競争してきたレブロンとの対戦に特別な思いを抱いている様子だ。かつてレブロンがクリーブランド・キャバリアーズに在籍している間、2015年から2018年まで4年間NBAファイナルで激突した2人。『Clutch Points』によれば「尊敬の念をいつも持っている」と、カリーはレブロンについて語ったそうだ。
「お互いに対峙して、毎年しのぎを削っていることは間違いない。そしてその相手の偉大さを対戦の中で感じることができるんだ。きっと彼も同じことを言うと思うよ」と、カリーは続けてコメント。レギュラーシーズンの1試合といえど、レブロンとのゲームは常に格別なのだろう。「競争に身を駆り立てれば、コート上でトラッシュトークなども交わされる。けれどそれこそが楽しみでもあるんだ」と、レブロンとの直接対決について言及した。
レブロンが現役最高の選手であると言われるように、現役最高のシューターと謳われるカリー。多くの実績をこれまで残し、将来の永久欠番や殿堂入りの可能性は極めて高い2人だ。トップレベルで対戦してきた2人だからこそ、通じ合う尊敬の念があるのかもしれない。
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