2021.03.24
3月16日(現地時間15日、日付は以下同)。ゴールデンステイト・ウォリアーズは昨季覇者ロサンゼルス・レイカーズ戦を迎えた。
15日のユタ・ジャズ戦に勝利し、連敗を4でストップしたウォリアーズは、ドレイモンド・グリーンが「この勝利がターニングポイントになるかもしれない」と話していたのだが、この試合では最大36点差をつけられてしまい、最終スコア97-128で黒星を喫することに。
「ブロウアウトされることに嫌気がささないと。今日の試合は本当に恥ずかしい負けだった。自分たちがどうプレーするか、プライドを持つ必要がある。試合に負けることはある。それは仕方ないことだけど、今夜のような負けとは違う」。
試合後にそう語ったのはエースのステフィン・カリー。自身はチームトップの27得点に3スティールを残したものの、レイカーズへフィールドゴール62.8パーセント(49/78)、3ポイント40.7パーセント(11/27)と高確率にショットを決められ、36本のアシストを許してしまったからである。
ウォリアーズではカリーのほか、アンドリュー・ウィギンズが15得点、ジョーダン・プールが14得点、ケリー・ウーブレイJr.が12得点、グリーンが6リバウンド7アシストを残すも、悔しい負けとなった。
そんななか、カリーはこの試合で2アシストしたことで、通算4856アシストに到達。ガイ・ロジャース(元ウォリアーズほか/4855本)を抜き、ウォリアーズのフランチャイズ史上最多アシスト数を塗り替えた。
「スペシャルだね。永年勤続賞みたいなものさ。これまで同じフランチャイズで12シーズンをプレーし、できたらもっと長くプレーしたいと思っているけど、それだけ長くプレーしていたら、チーム史上トップに達することがあるってこと。それはものすごく特別なことなんだ。ゲームの勝敗が現実とは違うものになっていたらと思うけどね」。
ウォリアーズ一筋12シーズン目のカリーは、まぎれもなくフランチャイズプレーヤーの1人。レイカーズ戦を迎える前の時点で、3ポイントの試投数(6167本)と成功数(2671本)、フリースロー成功率(90.7パーセント)、ターンオーバー(2295本)でチーム史上最多記録を保持していたのだが、この日新たな勲章が加わった。
「彼はどちらの手でもパスを出せるし、頻繁にブリッツされる中で数多くのパスを混み合った状況から繰り出してきた。トラップから脱出してチームメートたちを見つけてきたんだ」と、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)もパサーとしてのカリーを称えている。
2シーズンぶりのプレーオフ進出を目指すウォリアーズにとって、レイカーズに大敗したことは痛かったものの、エースが好調なプレーを続けていることは間違いなくプラス要素。カリーには引き続き、ウォリアーズをけん引してほしいところだ。
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