2021.04.07
3月8日(現地時間7日、日付は以下同)に行なわれた「NBAオールスターゲーム2021」は、例年同様に激しい点の取り合いが展開され、チーム・レブロンが170-150でチーム・デュラントを下した。
この試合でMVPとなったのは、フィールドゴール100.0パーセント(16/16)、3ポイント100.0パーセント(3/3)で35得点を奪ったヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)。
レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)がキャプテンを務めたチーム・レブロンではアデトクンボのほか、デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)が32得点、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が28得点、ジェイレン・ブラウン(ボストン・セルティックス)が22得点、ポール・ジョージ(ロサンゼルス・クリッパーズ)が17得点、ルディ・ゴベア(ユタ・ジャズ)が10得点7リバウンドをマーク。
ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ/本人はケガのため欠場)がキャプテンとなったチーム・デュラントでは、ブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)が26得点、カイリー・アービング(ネッツ)が24得点12アシスト、ジェイソン・テイタム(セルティックス)が21得点4スティール、ジェームズ・ハーデン(ネッツ)が21得点、ドノバン・ミッチェル(ジャズ)が15得点、ザック・ラヴィーン(シカゴ・ブルズ)が13得点、ザイオン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)が10得点を残した。
両チーム合わせて計128本ものフィールドゴール(うち3ポイントは58本)が決まるなか、最もチームメートたちの得点機会を演出したのは“ポイント・ゴッド”ことクリス・ポール(フェニックス・サンズ/チーム・レブロン)。2年連続計11度目の球宴選出となった大ベテランは、31分の出場で6得点8リバウンド3スティールにゲームハイの16アシストをたたき出した。
これにより、ポールはオールスター通算128アシストとなり、アービン“マジック”ジョンソン(元レイカーズ)が保持していた127本を抜いてNBAオールスター史上トップに浮上。
ポールはこの試合を迎える前の時点で歴代2位の112アシストだったため、記録を塗り替える可能性はあったものの、達成できた要因に息子の存在を挙げていた。
「記録を破るために、あとどれくらいアシストすればいいかを教えてくれたのは息子だったんだ。ハーフタイムに近寄ってきて、『パパ、あと4本必要だよ』とね。父に兄弟、甥もここへ来てくれたから、記録を達成できたことでさらに格別なものになったよ」。
昨年のオールスターでは高確率なショットを連発して23得点6アシストを残したポールだが、今年はアデトクンボやブラウン、リラード、カリーらのショットを演出し、カリーのアリウープダンクをアシストするなど、抜群のボールさばきでゲームにインパクトをもたらしていた。
シーズン前半戦を終えて、ポール擁するサンズはウェスタン・カンファレンス2位の24勝11敗。悲願のチャンピオンシップ獲得に向けて好位置におり、ポールが後半戦とプレーオフでも司令塔としてサンズを勝利へと導くことができるか、注目していきたい。
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