2021.04.14
「何よりもまず、これだけ長くプレーできていることに感謝している。この記録は決して当たり前にできるようなことじゃないからね」。
そう語ったのは、フェニックス・サンズが誇る“ポイント・ゴッド”ことクリス・ポール。3月22日(現地時間21日、日付は以下同)に行なわれたロサンゼルス・レイカーズ戦の第3クォーター中盤に、35歳の大ベテランはディアンドレ・エイトンのアリウープダンクを演出し、通算1万アシストをクリアした。
🙌 @CP3 drops a triple-double and becomes the 6th player in NBA history with 10,000 career assists in the @Suns win!
11 PTS | 10 REB | 13 AST | 3 STL pic.twitter.com/TBoofW92Uk
— NBA (@NBA) March 22, 2021
70年以上の歴史を誇るNBAにおいて、通算1万アシストを達成したのは史上6人目。1位から順に、ジョン・ストックトン(元ユタ・ジャズ/1万5806本)、ジェイソン・キッド(元ダラス・マーベリックスほか/1万2091本)、スティーブ・ナッシュ(元サンズほか/1万335本)、マーク・ジャクソン(元インディアナ・ペイサーズほか/1万334本)、アービン“マジック”ジョンソン(元ロサンゼルス・レイカーズ/1万141本)と、歴代屈指の名司令塔たちがズラリと並ぶ。
ポールはこれまでのキャリアで、ニューオーリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)、ロサンゼルス・クリッパーズ、ヒューストン・ロケッツ、オクラホマシティ・サンダー、サンズの計5チームでプレーしてきた。
『NBA.com/Stats』によると、ポールが最も得点を演出してきたのはクリッパーズ時代の同僚ブレイク・グリフィン(現ブルックリン・ネッツ/1157本)で、2位はホーネッツ時代の相棒デイビッド・ウェスト(元ホーネッツほか/1120本)というパワーフォワード陣。
また、クリッパーズ時代のチームメートとしてはJJ・レディック(現ペリカンズ/634本)やディアンドレ・ジョーダン(現ネッツ/574本)、ジャマール・クロフォード(現無所属/260本)がおり、ホーネッツ時代の戦友としてはペジャ・ストヤコビッチ(元サクラメント・キングスほか/429本)、タイソン・チャンドラー(現無所属/299本)が入っている。
ポールは183センチ79キロと屈強な肉体を持ち、得点・リバウンド・アシストと3拍子そろったポイントガードであり、通算1万アシストを達成したレイカーズ戦ではキャリア16度目となるトリプルダブル(11得点10リバウンド13アシスト)をマークし、サンズを111-94の勝利へと導いた。
レイカーズ戦終了時点で、ポールは今季ここまで平均15.9得点4.8リバウンド8.8アシスト1.4スティール。通算1万9465得点を残しており、あと535得点で通算2万得点、1万アシストという史上初の快挙も迫っており、早ければ今季中、現状維持できれば来季には確実に到達するだろう。
史上有数の司令塔としてNBAで活躍を続けるポール。熟練のゲームメイクと見事なリーダーシップ、そして磨き抜かれたジャンパーやレイアップにも注目していただきたい。
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