17勝26敗でイースタン・カンファレンスの11位に沈むトロント・ラプターズがカイル・ラウリー、ノーマン・パウエルという主力2人のトレードを画策しているようだ。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じている。
同記者によると、ラウリーとパウエルのトレードについて複数のチームと交渉を行っており、ラウリーはトロントを去る可能性が高まっているという。3月25日で35歳の誕生日を迎えるラウリーの年俸は3050万ドル(約33億円)だが、今シーズン限りで契約が切れる。ラウリーは新契約を求めているようだが、ラプターズはフレッド・バンブリート、OG・アヌノビー、パスカル・シアカムらを中心にチームを構築していきたいと考えており、高齢で高年俸のラウリーのトレードを画策したようだ。
そこで、ラウリーに興味を示したと報じられたのがフィラデルフィア・セブンティシクサーズとマイアミ・ヒートだ。フィラデルフィアはラウリーが高校まで過ごしたホームタウン。ヒートは昨シーズンイースタンカンファレンスを制した強豪で、自身2度目の優勝を狙うラウリーにとって強豪への移籍は魅力的に映るだろう。
また、同じくトレードを画策していると報じられたパウエルは、来シーズンのプレーヤーオプションを破棄してフリーエージェントとなる可能性が大きいとのこと。そのため、チームは今シーズン中にトレードを行って何らかのアセットを獲得したいと考えているようだ。
現在9連敗中と大きく調子を落とすラプターズ。主力2選手のトレードは果たして実現するのだろうか。