2021.03.31
3月26日(現地時間25日)に迎えるトレードデッドラインに向けて、各チームの動きがあわただしくなっているが、サンアントニオ・スパーズのラマーカス・オルドリッジがマイアミ・ヒートへ移籍する可能性があるようだ。『The New York Times』のマーク・シュタイン記者が報じている。
2006年にポートランド・トレイルブレイザーズでキャリアをスタートさせた同選手は、トレイルブレイザーズで9シーズン過ごしたのち、2015-16シーズンにスパーズと契約。巧みなポストプレーから得点を量産し、スパーズではオールスターに4回、オールNBAセカンドチームに2回、オールNBAサードチームに1回選出された。今シーズンは、21試合の出場で1試合平均13.7得点4.5リバウンド1.7アシストをマーク。得点、リバウンドはスパーズ移籍後ワーストとなる成績を記録している。
オルドリッジは先日、スパーズと移籍先を探すことで双方合意したため、現在チームに帯同していない。今月11日に『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が、「トレード先は1週間後にも見つかる模様で、バイアウトに向けた動きはない」と報じていたが、現時点でトレードは成立していないようだ。
35歳という年齢と2400万ドル(約26億円)という高額のサラリーを考慮すると、トレードでの獲得は各チーム二の足を踏んだ模様。トレードデッドラインが迫っていることもあり、このままトレードが成立しなければバイアウトされる可能性も考えられる。そこで、ヒートはバイアウトとなった場合に獲得へ動くと報じられており、リーグ関係者から最有力候補として見られているようだ。
ヒートは22勝21敗でイースタンカンファレンス5位に位置している。今シーズン開始前にマックス契約を結んだバム・アデバヨに次ぐインサイドの柱を獲得することができれば、プレーオフで勝ち抜くにあたって大きな戦力になるはず。ポートランド・トレイルブレイザーズやボストン・セルティックスも獲得を狙っているというオルドリッジは、果たしてどのチームでプレーすることになるのだろうか。
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