3月26日(現地時間25日、日付は以下同)のトレードデッドラインで、今年も複数のトレードが合意に達し、多くの選手たちが移籍することとなった。
その中で、今年のオールスターに選出されたニコラ・ブーチェビッチがオーランド・マジックからシカゴ・ブルズへと移籍するという大型トレードが成立。ブーチェビッチは211センチ117キロのビッグマンで、マジック在籍9シーズンでオールスター選出2度を誇る好選手。
今季はここまで平均24.5得点11.8リバウンド3.8アシスト1.0スティールに加えてフィールドゴール48.0パーセント、3ポイント40.6パーセント、フリースロー82.7パーセントを残しており、堅実な働きが期待できる。
プレーイン・トーナメント出場圏内にいるブルズ(19勝24敗)は、ザック・ラヴィーンとブーチェビッチという2人のオールスター選手を中心に、4シーズンぶりのプレーオフ進出を目指す。
マーケル・フルツ、ジョナサン・アイザックという主軸を務める若手が今季絶望となったマジックは、ブーチェビッチとアル・ファルーク・アミヌを放出し、ブルズからウェンデル・カーターJr.とオットー・ポーターJr.とドラフト1巡目指名権2本(2021、23年)を獲得。マジックはこのデッドラインでアーロン・ゴードンをデンバー・ナゲッツ、エバン・フォーニエをボストン・セルティックスへ放出しており、再建に向けて加速。カーターJr.とポーターJr.がその中心にいるかどうかは微妙だが、現有戦力を解体して新たなチームを構築していく姿勢を示した。