6月10日(現地時間9日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズのスーパースター、レブロン・ジェームズが2021-22シーズンから背番号を23から6に変更することになると『ESPN』が報じた。
マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)に憧れてバスケットボールを始めたレブロンは、クリーブランド・キャバリアーズ時代にも23番を着用していたが、10年夏に加入したマイアミ・ヒートではパット・ライリー球団社長の意向でジョーダンに敬意を表して23番を永久欠番にしていたため6番をセレクト。
また、レブロンはアメリカ代表として出場してきたFIBA世界選手権(現ワールドカップ)やオリンピックでも6番を着用。14年にヒートを退団後、レブロンにとって6番はキャブズとレイカーズでも練習時の背番号となっている。
以前、レブロンは6番についてビル・ラッセル(元ボストン・セルティックス)、ドクターJことジュリアス・アービング(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)に影響を受けていたものだと話したことがあり、先日公開されたレブロン主演の映画「Space Jam:A New Legacy」(邦題:スペース・プレーヤーズ)でも6番を身にまとっている。
もともと、レブロンは19年夏にアンソニー・デイビスがレイカーズへ加入した際、これまで着用していた23番を譲ることを提案していたのだが、この時はナイキが23番のユニフォームを大量に生産していたことで破談となっていた。
ただ、今回のレブロンの背番号変更によって、デイビスが23番でプレーすることはなく、来季も引き続き3番でプレーするという。レイカーズ入団時、デイビスは「僕が初めて身に着けた背番号なんだ。着用可能な背番号のリストを見た時、この番号にしたいと思って決めた」と、3番について話している。
2連覇をかけて臨んだ今季、レイカーズはファーストラウンドでフェニックス・サンズに2勝4敗で敗れたことで、プレーオフから姿を消した。両エースはケガに苦しんだこともあり、今夏は休養と来季に向けたコンディショニングにあてるため、東京オリンピック出場は辞退すると複数の現地メディアが報じている。