6月16日(現地時間15日、日付は以下同)。NBAは2020-21シーズンにおけるオールNBAチームを発表した。
これは100名のスポーツライターと放送関係者の投票によって決まるアワード。ファーストチーム票が5ポイント、セカンドチーム票は3ポイント、サードチーム票では1ポイントが換算され、合計ポイントで今季のベスト5となるファーストチーム、さらにはセカンドチーム、サードチームの計15名が決定する。
今季満票の500ポイント(1位票×100)を手にしたのはミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボのみ。シーズンMVPに選ばれたニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)が計498ポイント、得点王となったステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が計496ポイントを獲得。
今季オールNBAチーム入りした選手たちは下記のとおり。
※以降チーム名は略称、①=ファーストチーム、②=セカンドチーム、③=サードチーム
■2020-21オールNBAファーストチーム
ヤニス・アデトクンボ(バックス/500ポイント):5度目(①×3、②×2)
ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ/計498ポイント):3度目(①×2、②×1)
ステフィン・カリー(ウォリアーズ/計496ポイント):7度目(①×4、②×2、③×1)
ルカ・ドンチッチ(マブス/計402ポイント):2度目(①×2)
カワイ・レナード(クリッパーズ/計323ポイント):5度目(①×3、②×2)
■2020-21オールNBAセカンドチーム
デイミアン・リラード(ブレイザーズ/計372ポイント):6度目(①×1、②×4、③×1)
ジョエル・エンビード(シクサーズ/計352ポイント):3度目(②×3)
クリス・ポール(サンズ/計311ポイント):10度目(①×4、②×5、③×1)
ジュリアス・ランドル(ニックス/計253ポイント):初選出
レブロン・ジェームズ(レイカーズ/計174ポイント):17度目(①×13、②×3、③×1)
■2020-21オールNBAサードチーム
ルディ・ゴベア(ジャズ/計148ポイント):4度目(②×1、③×3)
ジミー・バトラー(ヒート/計131ポイント):4度目(③×4)
ポール・ジョージ(クリッパーズ/計89ポイント):6度目(①×1、③×5)
ブラッドリー・ビール(ウィザーズ/計71ポイント):初選出
カイリー・アービング(ネッツ/計61ポイント):3度目(②×1、③×2)
レブロンが前人未到の17度目、ランドルとビールが初のオールNBAチーム入り
ファーストチームはアデトクンボ、ヨキッチ、カリーに加えてドンチッチとレナードが選出。マブスの神童は2年連続でファーストチーム入りを飾ったことで、来季開幕前に超巨額契約を締結することが濃厚に。
セカンドチームではリラード、エンビード、ポール、レブロンという実力者に加え、今季MIPに輝いたランドルが初のオールNBAチーム入り。サードチームではゴベア、バトラー、ジョージ、カイリーの常連組にビールが仲間入り。
昨年16度目の選出となり、NBA史上最多選出回数を更新したレブロンは、今年もセカンドチーム入りしたことで前人未到の17度目。ポールは現役2位となる10度目の選出となった。
その一方、ガードではラッセル・ウェストブルック(ウィザーズ/計44ポイント)、ジェームズ・ハーデン(ネッツ/計41ポイント)、フォワードではジェイソン・テイタム(セルティックス/計69ポイント)、センターではバム・アデバヨ(ヒート/計32ポイント)がオールNBAチーム入りを逃すこととなった。