左膝を痛めたアデトクンボ、構造上の損傷は見つからなかったものの、復帰時期は不明瞭

左膝の過伸展と診断されたアデトクンボ[写真]=Getty Images

 7月1日(現地時間6月30日、日付は以下同)。ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボがMRI検査を受けた結果、構造上の損傷は見当たらなかったと『ESPN』が報じた。

 アデトクンボは6月30日に行なわれたアトランタ・ホークスとのイースタン・カンファレンス・ファイナル第4戦で不自然な形で着地してしまい、左膝を伸ばしてしまったことで痛みに耐えきれずにコートへ倒れ込むことを余儀なくされていた。

 左膝の過伸展と診断されたアデトクンボが、靭帯断裂といった大ケガではなかったことはバックスにとって朗報と言える。ただ、2日に行なわれるシリーズ第5戦の出場はdoubtful(疑わしい)ため、出場する可能性は微妙で、復帰時期については不明瞭だと同メディアが報道。

 アデトクンボは今年のプレーオフでチームトップの平均28.2得点12.7リバウンドに5.2アシストを残しており、バックスが戦力ダウンしてしまうことは否定できない。

 それでも、マイク・ブーデンホルザーHC(ヘッドコーチ)は「このチームはヤニス、クリス(ミドルトン)、ドリュー(ホリデー)不在でも複数の試合をプレーしてきた。誰がプレーしていようと関係なく、コートの両エンドでハイレベルなプレーができるストラクチャーとシステムがあるといいね」と話しており、大黒柱不在で次戦に臨むべく準備を進めていると言っていい。

 両チームによるNBAファイナル進出をかけたシリーズはここまで2勝2敗。次戦を制した方が王手をかけることができるため、バックスがどんな戦いを見せるのか、注目していきたい。

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