日本へ到着後、チーム練習をこなすテイタム「今起きていることにフォーカスしている」

日本へ到着し、練習をこなすテイタム[写真]=Getty Images

 7月22日(現地時間21日、日付は以下同)。東京オリンピックへ出場するアメリカ代表が、日本到着後初のチーム練習を行ない、選手たちやコーチングスタッフが共に汗を流した。

 そのチーム練習時、ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムがメディアの取材に応じ、大舞台に向けてこう話していた。

「今起きていることにフォーカスしている。そして23歳でオリンピックという舞台に立てるという旅、それにここまでのプロセスを楽しんでいる。ものすごく光栄なことだし、本当に夢が実現したと思っている」。

 日本時間25日に対戦するフランス代表は、アメリカ代表にとっては2年前のFIBAワールドカップの準々決勝で敗れた相手。そしてテイタムにとってはセルティックスと縁のある選手たちと対峙することとなる。

「日曜の試合で彼らに会えるんだからうれしくなるだろうね。でもゲームが始まれば(コート上に)友人なんていない」と、テイタムは試合に集中するとコメント。今回のフランス代表にはチームメートのエバン・フォーニエ(制限なしフリーエージェント)がいるほか、2シーズンを共にしたガーション・ヤブセレ、1シーズンを共闘したヴィンセント・プアイェイがフロントコートにおり、実際にマッチアップすることもありそうだ。

 なお、NBAにおける好敵手の1人で、長い間友人でもあるブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)が新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル入りのため不参加となったことには「動揺してしまった。でもこの舞台でやり合えることを楽しみにしている。彼のためにも金メダルを獲得して、新たな勲章を手に入れたいね」と意気込む。

 幸い、ザック・ラヴィーン(シカゴ・ブルズ)とNBAファイナルへ出場していたクリス・ミドルトンドリュー・ホリデー(ミルウォーキー・バックス)、デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)は24日に合流予定のため、新型コロナの検査結果で陽性反応あるいはケガをしない限り、アメリカはフランス戦をフルメンバーで戦うことができる見込み。

 下馬評が決して高くない状況で、アメリカ代表がどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。これから先、目が離せない展開が続きそうだ。

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