オリンピックで優勝を狙うデュラント「自分がどんな選手なのか、確固たる自信がある」

デュラント(左)はアメリカ代表でコービー(右)やカーメロ(中央)とプレーしてきた[写真]=Getty Images

 7月25日(現地時間24日)、ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントと、ビジネスパートナーのリッチ・クレイマンによる『Boardroom』にて、デュラントのインタビューが公開された。

 デュラントは2010年のFIBA世界選手権(現ワールドカップ)を皮切りに、12年のロンドン・オリンピック、16年のリオデジャネイロ・オリンピックにもアメリカ代表として出場し、いずれも金メダルを獲得してきた。

 アメリカ代表の選手として、歴代最高となる平均20.6得点を保持するスーパースターが同代表として初参戦したのは07年のこと。「俺はベストプレーヤーたちを相手にプレーしてきた。でもベストプレーヤーたちと一緒にプレーもしてきたんだ」と切り出し、こう続けている。

「コービー(ブライアント/元ロサンゼルス・レイカーズ)があのチームにいたことは、自分の人生をイージーにしてくれたよ。彼はエリートレベルのバスケットボールというものを見せつけてくれたんだ。それにレブロン(ジェームズ/現レイカーズ)、コービー、メロ(カーメロ・アンソニー/現ポートランド・トレイルブレイザーズ)といった選手たちとプレーできた。彼らは当時リーグでもベストな面々だった。自分がどんな選手なのか、そして俺がどこからやってきたのかには確固たる自信がある」。

 12年、16年のオリンピックではコービーやレブロン、カーメロといったベテラン選手がいた。だが東京オリンピックで、デュラントは代役となったジャベール・マギー(デンバー・ナゲッツ/33歳)に次ぐ32歳と最年長の部類に入る。

「俺は当時、ああいった選手たちの1人だとは信じていなかったけど、コートでいつかそういう選手になれるかもしれないと信じていた。それに彼らを台無しにすることはないとね」とデュラント。

 アメリカ代表の男子で、これまでオリンピックの金メダルを3つ手にしたのはカーメロのみ。デュラントが今大会のアメリカ代表をリーダーとしてけん引し、大会4連覇へと導くことができれば、そのカーメロの記録に並ぶことができる。

 そうなれば、この男の選手としての格はますます上がるだけに、大会初戦となるフランス代表戦から全開でプレーしてほしいところだ。

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