8月2日(現地時間1日、日付は以下同)。マイアミ・ヒートはチームオプションとなっているベテラン2選手の来季契約について、翌3日から始まるフリーエージェント(FA)との交渉解禁を前に発表した。
ヒートはアンドレ・イグダーラには行使せずに制限なしFAとし、ゴラン・ドラギッチのチームオプションを行使してチームへ残留させることとなった。
35歳のドラギッチは今季、平均13.4得点3.4リバウンド4.4アシストを残したスロベニア出身の技巧派レフティで、チーム在籍約7シーズンという最古参の選手でもある。一方のイグダーラは37歳のオールラウンダーで、昨季までゴールデンステイト・ウォリアーズとヒートで6年連続のNBAファイナル進出を果たし、ウォリアーズで3度の優勝経験を持つ。
もっとも、ドラギッチは残留になったとはいえ、来季ヒートでプレーしないかもしれない。『ESPN』は2日、ヒートがドラギッチとプレシャス・アチウワを絡めたパッケージとして、トロント・ラプターズの制限なしFA、カイル・ラウリーをサイン&トレードで獲得しようとしていると報じていたからだ。
同メディアによると、ラウリーはジミー・バトラー、そしてヒートという球団へ加入することに長い間興味をそそられており、このオフについに実現するかもしれないという。
パット・ライリー球団社長の下、フランチャイズ史上4度目のチャンピオンシップ獲得を目指すヒートは、今夏も積極果敢に動くことになりそうだ。