2021.03.24
2月26日(現地時間25日、日付は以下同)。『The Philadelphia Inquirer』のキース・ポンペイ記者が、トロント・ラプターズのカイル・ラウリーについて、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ、ロサンゼルス・クリッパーズ、マイアミ・ヒートが興味を示していると報じた。
ラウリーは今季終了後に制限なしフリーエージェント(FA)となるだけに、この報道を機に3月26日のデッドラインを前にトレードの噂が渦巻いているなか、ラウリーの代理人を務めるマーク・バーテルスタインがこの日『SiriusXM NBA Radio』へ出演。
番組内で「彼がフィラデルフィアへ行こうとプッシュしているストーリーがあるが、それは事実じゃない」と発言したバーテルスタインは、ラウリーについて「彼はイーストでチームの順位を上げていくことにフォーカスしている」と語っていた。
26日終了時点で、ラプターズは16勝17敗でイースタン・カンファレンス5位。今季は7位から10位までのチームがプレーオフ開幕前にプレーイントーナメントを行ない、最後の2枠を争うのだが、現在イーストは4位のインディアナ・ペイサーズから10位のマイアミ・ヒートまで、7チームが1.0ゲーム差という大混戦。1試合の勝敗で順位が入れ替わる様相を呈しており、現在2連敗中のラプターズとしても、気が抜けない状態が続いている。
昨季終了後、サージ・イバカ(現ロサンゼルス・クリッパーズ)、マルク・ガソル(現ロサンゼルス・レイカーズ)がFAとなって移籍したラプターズにおいて、ラウリーはキャリア10年以上を誇る唯一の選手。そして屈強な肉体を駆使して身体を張り、ヴォーカル面でもチームを鼓舞するチームリーダーかつハート&ソウルなだけに、貴重な存在だ。
デッドラインを前に、イバカとガソルが退団したビッグマンを強化すべく、アンドレ・ドラモンド(クリーブランド・キャバリアーズ)をトレードで獲得するという報道もあるが、現時点で代理人はラウリーの故郷フィラデルフィアを本拠地に置くシクサーズへの移籍を否定。
ただ、トレードのウワサ自体を全面否定したとは言えないため、今後どのような展開を迎えるのかは不透明と言えるだろう。
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