2021.03.13
2月26日(現地時間25日、日付は以下同)。『The Philadelphia Inquirer』のキース・ポンペイ記者が、トロント・ラプターズのカイル・ラウリーについて複数チームが興味を示していると報じた。
ラウリーは今季でキャリア15年目のベテラン。183センチ88キロのパワーガードは、チーム在籍9年目の最古参であり、今季はここまで26試合の出場で平均34.4分18.0得点5.5リバウンド6.5アシスト1.2スティールを残している。
3月25日に35歳を迎えるラウリーは、今季年俸が3050万ドル(約32億3300万円)と超高額ながら、契約は今季限りのため、リスクは低いと見ているのかもしれない。
今季終了後に制限なしフリーエージェントとなるラウリーだが、ラプターズはパスカル・シアカムとフレッド・バンブリートに加え、来季からOG・アヌノビーとの高額契約もスタートするため、2年6000万ドル(約63億6000万円)の契約を狙っていると報じられているラウリーとしては、新天地を選ぶ可能性があると同記者は報じている。
同メディアがラウリー獲得に関心を示していると報じたのは、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ、ロサンゼルス・クリッパーズ、マイアミ・ヒートの3チーム。
フィラデルフィアはラウリーにとって高校時代までを過ごしたホームタウン。クリッパーズには2019年にラプターズで優勝を飾った元チームメート(カワイ・レナード、サージ・イバカ)に加え、仲のいい友人が2人(タロン・ルーHC、チャウンシー・ビラップスAC)がいる。ヒートは昨季イースタン・カンファレンスを制した強豪であり、ラウリーが自身2度目の優勝を欲するのであれば魅力的に映るだろう。
今季のトレードデッドラインは3月26日。約1か月後に迫ったことで、数多くのウワサが出回る時期ではあるものの、ラプターズはビッグマンの補強を模索していると複数の現地メディアが報じているだけに、ラウリーがトレードされる可能性は決してゼロではなさそうだ。
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