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2月24日(現地時間23日、日付は以下同)に発表されたオールスターゲームのリザーブメンバーに、マイアミ・ヒートの選手が入ることはなかった。
昨季イースタン・カンファレンスを制し、予想外のNBAファイナル進出を果たしたヒートは、ジミー・バトラー、バム・アデバヨという攻防兼備のオールスターデュオを擁していたものの、今年は1人も選ばれなかったのである。
翌25日。エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)はそのことについてこう話していたと『The South Florida Sun Sentinel』のアイラ・ウィンダーマン記者が報じている。
「たぶん、人々はリストから速やかに消去してしまったんだろう。潜在意識の中でね。それはこのチームの成績によるものだ」。
ヒートは24日終了時点で3連勝中とはいえ、イースト10位の14勝17敗と、勝率5割を切っている状況。オールスターのスターターはファン投票が50パーセント、プレーヤーとメディア投票がそれぞれ25パーセントの比率で換算されるのだが、リザーブメンバーについては各チームのヘッドコーチによる投票となり、近年はプレーオフ出場圏内にいるチームの選手が選ばれるケースが多い。
今年イーストとウェストから選ばれたリザーブメンバーを見てみても、カンファレンス9位以下のチームから選ばれたのは2人のみ。イーストでは12位のオーランド・マジック(13勝19敗)のニコラ・ブーチェビッチ、ウェストでは11位のニューオーリンズ・ペリカンズ(13勝17敗)のザイオン・ウィリアムソンのみ。
そのため、イースト下位に沈んでいたヒートから選ばれなかったのは仕方ないと割り切ることもできる。だがスポールストラHCは「でもあれからちょっと変わったんだ。バムとJB(バトラーの愛称)は明らかにオールスターだ。今回は残念だった」と2枚看板をフォローしていた。
今季のヒートは12月を2勝2敗で終えたものの、1月に5勝10敗と大きく負け越してしまい、順位が急降下。だが2月に入って復調しており、7勝5敗と勝ち越しているだけに、今後の巻き返しが期待できるチーム状況と言っていい。
ヒートにはスポールストラというリーグ有数の策士がおり、バトラーやアデバヨのほか、タイラー・ヒーローやダンカン・ロビンソンなど昨季ファイナルを経験している選手たちも多いため、このままプレーオフを逃すとは思えない。このチームがシーズン終盤にかけてどこまで順位を上げてくるのかは気になるところだ。
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