2026.07.09
7月11日、日本バスケットボール協会(JBA)は、公式YouTubeチャンネルを更新し、バスケットボール男子日本代表(男子日本代表)に密着したドキュメンタリー『INSIDE AKATSUKI』の最新エピソードを公開した。
今回、広報カメラが密着したのは、「FIBAワールドカップ2027アジア地区予選」のWindow3において、アウェーで行われた中国代表戦、韓国代表戦の2連戦だ。公式動画だからこそ映し出される、緊迫した舞台裏や選手たちのリアルな表情、そして激闘のあとに語られたそれぞれの胸のうちが明かされている。
アウェーでのタフな戦いを目前に控えた直前合宿。宿舎でスカウティング映像を見る前に、桶谷大ヘッドコーチから試合に臨む12名のエントリーメンバーが発表された。
ロスターに名を連ねたのは、齋藤拓実、佐々木隆成、安藤誓哉、西田優大、比江島慎、富永啓生、馬場雄大、原修太、渡邊雄太、ジェイコブス晶、ジョシュ・ホーキンソン、川真田紘也の12名。メンバー発表ののち、桶谷HCは「コートキャプテンは雄太に任せる」と、渡邊をキャプテンに指名した。
指名を受けた渡邊は、「前回の中国戦、あの悔しい思いをみんな忘れていないと思うから。ホームで俺らがやられた分、今回しっかり。まず中国に勝ったら次のラウンドに進むのは確定しているんで、しっかり勝って、勢いに乗ったまま韓国行って、2連勝してこのWindow3を終えよう」と、引き締まった表情でチームメートへ呼びかけた。
アウェーの過酷な雰囲気を予想する選手たちも、それぞれ覚悟を決めていた。齋藤は、張本天傑からの連絡で現地ファンの気性が荒いことで有名であると聞きつつも「楽しみです」と語り、原は「前半は特に厳しい戦いになると思うけど、そこでいかに我慢できるかが大事」と冷静に戦況を分析。また、比江島は「入りたくても入れないメンバーもいる。責任感を持ちながら精一杯プレーする」、ジェイコブスは「自分のベストを出して日本のために勝ちたい」と、それぞれ日の丸を背負う責任感を口にした。
さらに齋藤の控えの司令塔として活躍が期待される佐々木は、冷静に自身の役割を分析し、来るべき一戦に向けて、静かに闘志を燃やしていた。「自分の中ではペースのコントロールをやっていきたいなと思っていて。オフェンスで停滞していたりした時に、自分が入りペースを出したり、勢いに乗れるような展開に持っていけたらいいのかなと思ってます」

中国を破り原動力となった佐々木 [写真]=fiba.basketball
迎えたアウェーの中国戦。男子日本代表は、タフな完全アウェーのなかでチーム一丸となって戦い抜き、見事に勝利を収めた。
試合のあと、ロッカールームで桶谷HCは「この一体感やりたかったのはこれ。ここは中国よ。歴史やで。あなたたちはヒストリーです!」と大興奮。アウェーでの劇的な勝利に、チームの雰囲気は最高潮に達した。
試合のあと、齋藤は「このアウェーのなかで勝つことは、すごく価値のある1勝。全員でちなぎながら、全員で勝った1勝だった」と笑顔を見せ、佐々木も「勝ててホッとした。勝ったらチームの雰囲気は良くなるので、この特別な雰囲気を噛み締めたい」と充実感を漂わせた。
さらに、久しぶりの代表戦で気負いなく好プレーを見せた比江島も「相手のホームで、しかも中国相手にこの勝ち方というのは本当に価値がある。すごく自信につなげていい」と手応えを語った。豪快なダンクを決めた川真田は「観ている人が気持ち良かったら最高。俺のスクリーンから比江島さんが3ポイントを決めたんでオッケー」と周囲を和ませ、先輩の原らとともにチームの雰囲気の良さを象徴するシーンも収められている。

川真田のリラックスした表情も [写真]=fiba.basketball
しかし、中国戦の歴史的勝利ののち、韓国戦では悔しい敗戦を喫することとなった。
敗戦のあと、ロッカールームで渡邊は「本当に俺たちにとって良いウェイクアップコールになったと思うから。強いんだっていう自覚を持てたと同時に、逆にこういう試合をしたらフルメンバーじゃない韓国に負けてしまうっていうのが分かった。8月からまた次のラウンド始まるけど、全勝できるようにしっかりやろう」とチームに語りかけた。
西田も「合宿ごとにチームとして同じ目標に進んでいく感じ、一体感というのは良くなっている。それを継続してやるだけ。次のWindowで全勝できるように頑張りたい」と決意を新たにし、そのほかの選手たちも、この悔しさを今後の大きな糧にすることを誓っていた。
渡邊は、自身のプレーについても「まず自分が注意力が散漫なプレーをしてしまって、自分のせいで負けたと思っています。僕自身ももっと成長しなきゃいけない」と自身に厳しい目を向けた。それでも、ファンに向けては「今回も悔しい結果になってしまったけれど、ワールドカップへの道、その先のオリンピックへの道はまだまだ続くので、今後とも応援よろしくお願いします」と前を向いた。
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