東京オリンピックでフランス代表の主力としてプレーするニコラ・バトゥームは、今季開幕前にシャーロット・ホーネッツを解雇され、ロサンゼルス・クリッパーズと契約を結んだ。
昨季わずか22試合(うち先発は3試合)の出場で平均3.6得点4.5リバウンド3.0アシストに終わっていたオールラウンダーは、今季67試合(うち先発は38試合)に出場し、平均8.1得点4.7リバウンド2.2アシスト1.0スティールに3ポイント40.4パーセント(平均1.6本成功)を残して復活。
フランチャイズ史上初のウェスタン・カンファレンス・ファイナル進出を飾ったクリッパーズで潤滑油役を見事に務め上げており、今夏のフリーエージェント(FA)戦線でも去就が気になる選手の1人となっている。
もっとも、フランスは日本時間8月3日にイタリア代表とのクォーターファイナルがあるため、FA交渉が解禁しようと、バトゥームは「外部から入ってくる情報を遮断するのは簡単なことじゃない。でも僕にとってはいたって簡単だ。いま自分が何にフォーカスすべきか分かっているから」と母国へ金メダルをもたらすことに集中している。
『Yahoo! Sports』のクリス・ヘインズ記者によると、クリッパーズはバトゥームとの再契約を望んでいるものの、マイアミ・ヒート、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、インディアナ・ペイサーズといったチームが獲得を狙うだろうと報じており、その去就は気になるところ。
おそらく、バトゥームが来季の所属先を決めるのはオリンピック終了後。だがFA交渉解禁を経て、7日(現地時間6日)から契約解禁となることから、代理人を通じて自身の去就について進捗があるかもしれない。