7月31日、男子バスケットボールの予選ラウンドがさいたまスーパーアリーナで行われ、イタリア代表がナイジェリア代表と対戦した。
試合の主導権を先に握ったのはイタリアだった。立ち上がりからリングへの積極的なアタックで得点を重ねると、ファウルを受けて獲得したフリースローも着実に沈め、29−17とリードして第1クォーターを終える。
しかし、続く第2クォーターはオフェンスが沈黙。外角シュートを中心に攻めるがリングに嫌われ、このクォーターはわずか11得点にとどまる。相手にその隙を突かれて失点を重ねが、リードは許さず40−39で試合を折り返した。
イタリアの1点リードで迎えた第3クォーター、3ポイントシュートとゴール下の得点で効率よくスコアを伸ばすが、前クォーターから続く相手の勢いを止められず、56−63と逆転を許してしまう。
最終クォーターは7点を追う立場で突入したが、ニコロ・メリらセンター陣の奮闘で中盤に逆転に成功すると、その後は一方的に得点を重ねる展開に。終わってみればこのクォーターは24得点8失点と完全に主導権を握り、イタリアが80−71で勝利。予選ラウンドを2勝1敗で終え、決勝トーナメント進出へ大きく前進した。
勝利したイタリアは、メリの15得点を筆頭に5選手が2ケタ得点をマークした。ナイジェリアは、2選手が20得点越えを記録したものの及ばず、0勝3敗で大会を去ることとなった。
■試合結果
イタリア 80−71 ナイジェリア
イタリア|29|11|16|24|=80
ナイジェリア|17|22|24|8|=71