今大会に向けた意気込みを語るケンバ
今夏中国にて行われる「FIBAバスケットボールワールドカップ2019」に向けて、アメリカ代表の動きに注目が集まっている。ジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)やデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、アンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ)といったリーグを代表する多くのスター選手たちが大会出場を辞退したが、これをチャンスと捉える選手が存在する。
現地メディア『ESPN』のインタビューで、「これは僕らにとって、人生における大きな機会なんだ」と答えたのは、今オフシーズンにシャーロット・ホーネッツからボストン・セルティックスへ移籍を果たしたオールスターガードのケンバ・ウォーカー。現在、アメリカ代表候補たちによるラスベガスのトレーニングキャンプに参加しており、「多くの選手たちが大会参加を辞退したことに嬉しく思うよ。なぜならこれは僕らにとってチャンスだからだ」と、状況を前向きに捉えている。
「これは大きなステージに立つため、そして自分たちの才能を披露するためのチャンス。それは何か新しいことするためであるとも言える。新たな一面を見せるチームになることだろう。皆が僕らに対して疑念を抱いているけれど、僕らは飢えているんだ」と、ケンバは大会に向けての意気込みを語った。
ケンバ自身が語るように、多くのスター選手たちが今大会不参加となることで、チームの完成度などに疑問を抱く噂が流れているのかもしれない。しかしこの局面をチャンスだと捉え、練習に打ち込んでいる選手がいることは事実だ。果たして大会でどのようなバスケットを見せてくれるのか、注目していきたい。