2019.08.04

ドラモンドとランドルが出場辞退したアメリカ代表、15名でトレーニングキャンプへ

アメリカ代表の指揮官を務めるポポヴィッチHC[写真]=Getty Images
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追加招集はせず、15名でキャンプとエキシビジョンゲームに臨むアメリカ代表

 8月4日(現地時間3日)、「USAバスケットボール」は今月末から中国で幕を開ける「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」(以降、W杯)に向けたトレーニングキャンプに臨むアメリカ代表候補15名を発表した。

 新たに出場辞退となったのは、オールスター選出2度を誇り、2シーズン連続リバウンド王に輝いたアンドレ・ドラモンド(デトロイト・ピストンズ/センター)と、今夏ニューオーリンズ・ペリカンズからニューヨーク・ニックスへと移籍したジュリアス・ランドル(フォワード)の2名。だが、「USAバスケットボール」は両選手の辞退によって追加招集は行わず。

昨年のキャンプにも参加していたドラモンド(左)が出場を辞退[写真]=Getty Images

 W杯に向けて6日(同5日)からラスベガスでトレーニングキャンプに臨むのは下記の15選手となる。
※所属は現地時間2日現在、チーム名は略称

■アメリカ代表ロースター候補
バム・アデバヨ(ヒート/センター)
ハリソン・バーンズ(キングス/フォワード)
ジェイレン・ブラウン(セルティックス/ガード-フォワード)
カイル・クーズマ(レイカーズ/フォワード)
ブルック・ロペス(バックス/センター)
カイル・ラウリー(ラプターズ/ガード)
クリス・ミドルトン(バックス/フォワード-ガード)
ドノバン・ミッチェル(ジャズ/ガード)
メイソン・プラムリー(ナゲッツ/センター)
マーカス・スマート(セルティックス/ガード)
ジェイソン・テイタム(セルティックス/フォワード)
PJ・タッカー(ロケッツ/フォワード)
マイルズ・ターナー(ペイサーズ/センター-フォワード)
ケンバ・ウォーカー(セルティックス/ガード)
サディアス・ヤング(ブルズ/フォワード)

 また、トレーニングキャンプでロースター候補たちの練習相手となるセレクトチームでは、ランドリー・シャメット(ロサンゼルス・クリッパーズ/ガード)が参加辞退となり、代役としてトーリー・クレッグ(デンバー・ナゲッツ/フォワード)が選ばれている。

ドラフト外からはいあがり、強みであるディフェンス力を武器にナゲッツでプレータイムを勝ち取ったクレッグ[写真]=Getty Images

■アメリカ代表セレクトチーム
ジャレット・アレン(ネッツ/センター)
マービン・バグリー3世(キングス/フォワード-センター)
ミケル・ブリッジズ(サンズ/フォワード)
ジェイレン・ブランソン(マーベリックス/ガード)
ジョン・コリンズ(ホークス/フォワード)
トーリー・クレッグ(ナゲッツ/フォワード)
パット・カナトン(バックス/ガード)
ディアロン・フォックス(キングス/ガード)
ジョー・ハリス(ネッツ/ガード)
ジョナサン・アイザック(マジック/フォワード)
ミッチェル・ロビンソン(ニックス/センター)
デリック・ホワイト(スパーズ/ガード)
トレイ・ヤング(ホークス/ガード)

 なお、8月のアメリカ代表候補のスケジュールは以下のとおり。
※日付はすべて現地時間

■アメリカ代表候補選手たちのスケジュール
5~8日:トレーニングキャンプ(ラスベガス)

ポポヴィッチHC(右)がどのようなチームを構築するかが楽しみ(写真は昨年のキャンプより)[写真]=Getty Images

9日:紅白戦(ラスベガス)
13~15日:トレーニング(ロサンゼルス)
16日:エキシビジョンゲーム(アナハイム/対スペイン代表)
19~21日:トレーニング(メルボルン/オーストラリア)
22日:エキシビジョンゲーム(メルボルン/対オーストラリア代表)
23日:トレーニング(メルボルン/オーストラリア)
24日:エキシビジョンゲーム(メルボルン/対オーストラリア代表)
25日:トレーニング(シドニー/オーストラリア)
26日:エキシビジョンゲーム(シドニー/対カナダ代表)
28日:トレーニング(シドニー/オーストラリア)
30~31日:トレーニング(上海/中国)

強力なコーチ陣の下、アンセルフィッシュなバスケットを展開へ

 トレーニングキャンプをはじめ、各地で行われるトレーニングの時間は各2時間。そのうち、ほとんどの日は昼間の12時から14時までの時間で予定されている。W杯本戦に臨むロースター12名が発表されるのは、スペイン代表とのエキシビジョンゲームを終えた直後の18日(同17日)。

 今回のロースター候補の中で、オールスター選出経験があるのはロペス、ラウリー、ミドルトン、ケンバの4名のみ。全体的に地味な印象があるものの、スマートやタッカーを筆頭に、献身的なプレーが光る選手がいる点は興味深いところ。

 グレッグ・ポポヴィッチHC(ヘッドコーチ/サンアントニオ・スパーズ)の周囲にはスティーブ・カーAC(アシスタントコーチ/ゴールデンステイト・ウォリアーズHC)、ロイド・ピアースAC(アトランタ・ホークスHC)、ジェイ・ライトAC(ビラノバ大学HC)という強力なコーチングスタッフがおり、ボールムーブメントを重視したアンセルフィッシュなバスケットボールを展開することが期待できる。

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