2024.04.25

+Bが教える情報収集のコツ!試合連動型ゲーム「Bライブ」でランキング上位をとるための攻略法

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B.LEAGUEの実際に行われる試合で活躍する選手を予想するゲーム・B.LEAGUE#LIVE2023、通称「Bライブ」。

前回は運営の方にBライブ【ELITE-5】の基本的なはじめ方やルールを教えてもらい、ゲームをすることで、よりB.LEAGUEの試合を楽しめる方法を知ることができました!とはいえ、なんとなく楽しめるようにはなったものの更に高みを目指して上のレベルの大会で上位入賞するには、もっと何か必要なテクニックがありそう……。

そこで今回は、ゲームローンチ当初からやり込んでいる上級者に、ランキング上位をとるためのBライブ攻略法について伺ってきました。

ガチ勢に聞く!
ランク上位を狙うなら必ず抑えておきたい
チェック項目

――こんにちは!もしかするとあなたが……
+B こんにちは、+Bと申します。「バスケが好きだ。この想い、ただそれだけ。」というのをモットーにXを中心にプロバスケのKPI分析、売り上げ、入場者数などの調査を行って発信しています。バスケの魅力をもっと広めて、日本で1日も早くバスケがメジャースポーツになればいいなという思いで活動させていただいております。本日は、よろしくお願いいたします。

――+Bさんの投稿、Xでよく見てます!今日は+BさんがBライブ【ELITE-5】のかなりの上級者だと聞いて、攻略方法を教えてもらいにきました。どれくらい前からBライブしてるんですか?
+B 2年前くらいのサービスが始まった当初からBライブでもうずっと遊んでますね。現地観戦に行くときは、その試合に出る選手を必ず1人はエントリーするようにしています。現実のB.LEAGUEの試合を何倍にも楽しくしてくれる素晴らしいゲームだなと思ってます。

――普段はどういうタイミングでBライブにエントリーしますか?
+B 週末の試合の場合、GAME1は大体その日の午前中にXでB1・B2、全38クラブの公式アカウントを全部チェックして、欠場者情報がないかというのを確認します。B.LEAGUEには試合20分前までに欠場者の情報を出さなければならない規定があるので、試合直前までの情報収集は小まめにしています。Bライブを攻略していくにあたってエントリー時に1番重要なのは、怪我人の情報を如何に掴むかという点なんです。

情報収集できたらBライブで各ポジションを1人ずつ選んでエントリーします。GAME1の試合が終わったらGAME2に向けて、試合が終わったその日の夜のうちに次の日の分のエントリーをしてます。

――え、なぜGAME1の夜にGAME2の選手を決めるんですか?
+B これは編成予算100万で、どれだけ有望な選手を獲得できるかという点において、とても重要なんです!

――Bライブの選手の仮想獲得価格は1人あたり10〜60万で、直近30日間のFP平均値によって変わるんですよね。でもFP平均が高い選手をいっぱい選ぼうとしても予算がすぐ足りなくなっちゃうという……
+B そう、その編成予算を攻略するためのポイントが『試合終了後からその日のうちに有望な選手を選ぶこと』なんです。実はBライブの仮想獲得価格は、午前3時~午前5時のメンテナンスが明けると、前日までのFPが反映されたものになるんです。

例えば、しばらく本調子でなかった選手がGAME1で素晴らしい活躍を見せた場合、翌日から獲得価格が跳ね上がることが予想できます。そうなる前に、全選手の試合ごとのスタッツとFPが掲載されているバスケット・カウントでGAME1の状況を確認して、GAME2でも活躍しそうな選手を獲得しておくことが重要なんです。

――なるほど!調子いい選手の価格が変わる前にエントリーできれば、予算内で高FP獲得が狙えるんですね。
+B バスケット・カウント内にある「Daily Summary」では、その日の獲得FPランキングが見られるようになってるんです。なので試合終わりにまずはそこを確認することで、各ポジションごとに誰が調子がいいのかを瞬時に捉えることができます。

――わかりました。試合終了後は「Daily Summary」のランキングをとにかく見ます!
+B 1日で何十試合もある日に、1人1人のスタッツを見るのは大変ですよね。それが一瞬でわかるのは大きなメリットなんですよ。

強い編成ができたらマルチエントリーをして、
獲得賞金アップも!

――ちなみに水曜日に試合があった時も、週末の試合に向けて早めにエントリーした方がいいのでしょうか?
+B ここは戦略が分かれるところで、水曜日の内にエントリーする上級者の方もたくさんいらっしゃると思います。というのも、Bライブではエントリーした大会で最高FPが同点で並んだ場合に早くエントリーした方がランキング上位になるシステムなんです。それを意識して早めにエントリーする、というのも1つの戦略だからです。なので、日によっては同点1位が10人いて、1〜10位まで埋まっちゃうってこともあります。

私の場合は日が空く場合はまず欠場者などの情報収集をしたいので、水曜日の内にはエントリーせず、週末GAME1の朝から動く感じですね。

――試合前にB1・B2全38クラブのXアカウントチェックからですね…!
+B そうです(笑)。皆さんご存知の通り、B.LEAGUEは基本的に外国籍選手が与える影響が大きいですよね。例えばチームから1人、外国籍選手の怪我が発生してしまった場合、想定されるのは残った外国籍選手のプレータイムが限りなく40分に近づくということです。

プレータイムが伸びるということは、その分スタッツも増えるので残りの選手を選ぶというのは絶対やるべきだと思ってます。インジュアリーリストから解除された選手は獲得価格が安くなっているものの、復帰した当初から活躍できるかどうかはわからないので、玄人目線としてはまず週末GAME1の復帰戦で何分プレーしたのか、どれくらいFPを獲得したのか1度様子を見ます。そこで例えば25分くらい出て、10得点、9リバウンド、30FPのようなスタッツをもし残していたなら、価格が上がる前にエントリーできるのが、いいパターンですね。GAME1は10万円で獲得できたのに、GAME2は20万じゃないと獲得できない……なんてこともありますからね。

――これは情報収集力と予想、また時間との勝負ですね!
+B ゲーム上級者はマルチエントリーすることで、上位を独占して賞金大量獲得を目論む人も多いんですよ。【ELITE-5】大会の『参加する』ボタンの下に、参加回数というのが表示されているんですが、これは同じ大会に1人で何回までエントリーできるかの回数になっています。

賞金が1番高く、プロBライバー達が集まる大会は、無制限に1人何回でも同じ大会にエントリーすることができます。かなり自信のある編成が出来た場合は同じメンバーで複数エントリーしておくと、大会のランキング上位にたくさん入って結果的に1つの大会で多くの賞金が手に入るってこともあり得ます。私はBライブのYouTubeなど、PRのお手伝いをしているので賞金が出ないお試し大会にのみ参加してるんですけどね。

――バスケ観戦を楽しみながら賞金ももらえちゃうなんて、一石二鳥ですね!B.LEAGUEが好きで詳しい方であればランキング上位も狙えますか……?
+B そうですね!最新の欠場者情報の確認、バスケット・カウント「Daily Summary」の確認、価格が変わる前にエントリーの3点を抑えておけばいけると思いますよ。加えて複数エントリー出来れば賞金はさらに増えますし、悩むところがあれば少し編成を変えてエントリーするといったこともできますしね。

平日の試合数が少ない日は狙い目!
賞金獲得は協力プレーもおすすめ

+B 実は激アツなのが、試合が1つしかない平日に開催される大会です。Bライブにエントリーできる選手はその日に開催される試合に参加する選手のみですから、開催される試合が少ないと、FP獲得効率のいい選手の選び方が1〜2通りくらいしかなくなります。そこに何十エントリーもしてしまえば上位に食い込みやすいですし、そもそも平日はエントリーしている人自体が少なめなので、ライバルが少なくかなり狙い目です。

――試合数が少ない日は確実にエントリーしないともったいないですね!
+B 他の上級プレーヤーさんたちから聞いた話によると、リアルな友人たちでグループ作って協力して上位目指して賞金を獲得する、という遊び方もされてるみたいですね。

情報収集を1人でするのは大変ですが、LINEグループ作って情報交換して、賞金稼げたら皆んなで飯でも行こうぜって決めてるようです。

――協力プレーいいですね!1人で突き詰めて上位を目指すのもいいですが、皆んなでワイワイ話してゲームで遊んで、それでご飯代まで稼げちゃうのは、また違った楽しさがありますね。
+B 上級者向けにもう1つ情報収集先を加えるなら、対戦相手とクラブごとのポゼッションの確認です。ポゼッションは1試合で何回攻撃を行ったかという指標ですが、オフェンスの数が多いということはディフェンスの数も必然増えてくるので全てのスタッツに影響します。

B.LEAGUE公式サイトの成績詳細からクラブごとのポゼッションにあるPACE(1試合での平均ポゼッション数)、POSS(トータルポゼッション数)を確認できます。ポゼッションとは攻撃回数の絶対数を指標化した概念です。対戦する2クラブのPACEを比較して数値が高い方は攻撃回数が多くなりやすく、背景を推察するとオフェンシブリバウンドやスティールの数と、単純に時間あたりのシュートを打つまでのポゼッション数が多くなるのでは、といったことが予想できます。結果、選手のFPが総合的に高くなりやすいため、そういったクラブの選手をエントリーすることもありますね。

また、レーティングも合わせて見ておきたいポイントです。レーティングとはオフェンス・ディフェンス、それぞれの効率のことですが、例えばDEFRTG(100ポゼッションでの平均失点)が110を超えるなど数値的に高い場合は、そのクラブの対戦相手がFPを獲得する機会が増える傾向にあります。逆にDEFRTGの数値が低いクラブはリバウンドが強かったりスティールが多かったりと、様々な要因で失点を防ぐことができているということです。つまり、ポゼッションで攻撃回数の多さを把握し、対戦相手のDEFRTGで効率的に得点を重ねやすいかを確認するということです。

さらにポゼッションとOFFRTG(100ポゼッションでの平均得点)が共に高いクラブの場合、要するに攻撃効率が高いということなので、対戦相手のDEFRTGを見て比較することで、Bライブのエントリー時により良い選手が選べるということもあります。時間制限があるバスケという競技において、レーティングを確認することは非常に重要なんですよ。

――攻める回数が増えれば自然とアシストもリバウンドもスティールもブロックも増えますし、得点以外のFPもどんどん獲得できるってことですね。
+B PACEやPOSS、レーティングなどの指標はB.LEAGUEだけでなく、近年、NBAでも重視されるなど世界中のバスケマーケットにおいても大事な指標として扱われています。

――ゲームのための情報収集はもちろんですが、純粋にバスケの対戦の面白さにも繋がる指標を知ることができて、ますますBライブと合わせて試合を見るのが楽しみになってきました!
+B バスケって他のスポーツと比べて『得点が入ること』が1番楽しいポイントかなと思うんです。ただ、普段の試合ならレイアップで2点、3Pシュートで3点のシュートであるものが、Bライブを一緒に楽しむことで、一連のプレーが5点や8点の価値に変わるんですよね。

例えば横浜ビー・コルセアーズで、河村勇輝選手がスティールした後にデビン・オリバー選手にパスを出して、オリバー選手が3Pシュートを打って入ったとしたら、試合では3点ですが、この2人をBライブでエントリーしていたらオリバー選手の得点(+3.0Pt)に加えて、河村選手のスティール(+2.3Pt)とアシスト(+1.5Pt)がついて、合計6.8PtもFPを獲得できたことになります。

仮にシュートが外れても、リバウンドを取った選手をエントリーしていたらそこでまた加点になりますし、全部が楽しいんですよね。シュートが入ろうが落ちようが、パスだろうがスティールだろうが、プレーの何もかもが楽しくなる!というのが、Bライブで遊ぶ醍醐味だと思います。観戦中、リアルタイムに更新される大会のランキングを何度もリロードして見ちゃってます(笑)

――展開が早いのが魅力と言われてるバスケの試合が、Bライブを観戦に合わせて遊ぶことで1つ1つが加点となって、楽しさが倍々になってますね!+Bさん、本日はお話ありがとうございました。

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