愛知開催のA東京ホームゲーム、苦戦続きの千葉は盤石布陣の相手を攻略できるか

 アルバルク東京は代々木第二体育館をホームアリーナとしているが、開幕節は隣の代々木第一体育館で開催され、2回目のホームゲームとなる今節の舞台は愛知県樋田市。母体企業であるトヨタ自動車のお膝元に千葉ジェッツを迎えての戦いになる。

 ここまでは地力を見せつけ4戦4勝。アウェイで劣勢の展開になっても、選手がしっかりと能力を発揮して逆転勝ちを収めた。5000人の大観衆のほぼ全員が相手チームのブースターという環境でも勝ちきれるのは、それだけ選手個々のスキルが高いということだ。新外国人トロイ ギレンウォーターも数字を残し、ポテンシャルの高さを示している。

 千葉は今季初めてのアウェイ戦となる。ホームで1勝3敗と苦しんだ要因はオフェンス。得点源と期待された小野龍猛やヒルトン アームストロングが1ケタ得点に抑えられては苦しい。富樫勇樹とマイケル パーカーは安定した得点力を発揮しているので、チームメートが持ち味を出すことができれば、試合運びがスムーズになるはずだ。オフェンスばかりではない。特に今節に関しては、個人技のある相手をそれぞれがハードに守って、簡単に得点させないことが勝利に近づく第一歩だ。

文=吉川哲彦

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