2016.10.07

田臥対志村、竹内対坂本…栃木vs仙台は注目マッチアップが目白押し

 いずれも現在3連勝中という、好調なチーム同士の顔合わせ。ホームの栃木ブレックスは前節のアウェイ戦で千葉ジェッツを連破。1戦目を快勝し、2戦目は第3クォーター終了時点でリードを許すも、第4クォーターに怒とうの36得点でねじ伏せた。ライアン ロシターの19得点を筆頭に2ケタ得点が5人。シューターの古川孝敏も17得点を挙げており、インサイド、アウトサイド両面を活かした自在なオフェンスを止めるのはやはり難しい。

 そこで気になるのは仙台89ERSのディフェンスということになるのだが、3連勝はすべて粘り強いディフェンスがもたらした勝利。サイズの不利をカバーするハードワークで、チームは確実に上昇気流に乗っている。志村雄彦片岡大晴といった強じんなメンタルの持ち主が、最後の1秒まで栃木に食らいついていくだろう。

 栃木の田臥勇太は前節、富樫勇樹とのマッチアップも注目を浴びたが、今節の志村との対決も見逃せない。そしてもう一つ、竹内公輔坂本ジェイのマッチアップも気になるところ。206センチの日本代表竹内に対し、同じ206センチの坂本をぶつけることでインサイドのサイズ不足は解消できる。坂本の活躍いかんで仙台の勝機は広がるはずだ。

文=吉川哲彦

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