青山学院記念館で待望の初ゲーム。渋谷がナッシュHC率いる富山を迎え撃つ

 アウェイを3勝1敗で乗りきったサンロッカーズ渋谷。前節新潟アルビレックスBB戦は、1戦目でアイラ ブラウンが3ポイントを7本すべて成功と大爆発。ただ、2試合をとおして見ると外国人がインサイドでイニシアチブを握りきれず、満原優樹伊藤駿らにも目立った活躍は見られなかった。まだBT テーブスヘッドコーチの目指すバスケットができているとは言えず、個々の出来に頼らざるを得ないのが現状だ。

 富山は2節ともホームで戦ったが、開幕戦勝利の後3連敗。昨季bjリーグ準優勝に貢献したドリュー ヴァイニーの欠場が響いた。しかし、同じく昨季から在籍している田中健介は4試合すべてスターターで出場し、地味ながらも良い働きを見せている。契約したばかりの比留木謙司も早速出場し、日本人選手のサイズ不足を補った。

 富山はボブ ナッシュHCが築きあげてきたチームプレーで相手を上回りたい。ノーマークを作るフォーメーションやヘルプディフェンスが機能するかがカギになるだろう。

 3節目でようやく新たなホームコート、青山学院記念館にお目見えとなる渋谷。プロチームに生まれ変わり、ホーム開幕にふさわしい演出を準備しているという。アリーナのエンターテイメント性も楽しみなところである。

文=吉川哲彦

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