“京滋ダービー”で滋賀は初勝利をつかめるか、両チームともディフェンスがカギに

京都ハンナリーズは、前節のホーム大阪エヴェッサ戦に続くダービーマッチ。今節はアウェイでの滋賀レイクスターズ戦、いわゆる“京滋ダービー”である。

過去2節とも1勝1敗と波に乗れていない京都だが、プロ12年目の日下光をはじめキャリアの長い選手を多数抱えるチームであり、軌道修正の方法はいくつも知っているだろう。岡田優介とケビン コッツァーは安定して得点を取っているだけに、オフェンス面で計算できる選手がもう1人出てくると、チームの戦い方も定まってくるのではないか。新外国人の2人だけでなく、内海慎吾川嶋勇人あたりにも期待したい。

滋賀は4戦4敗と、いまだ勝利を味わっていない。前節琉球ゴールデンキングス戦で得点源のジュリアン マブンガがやや抑えこまれた感があり、チームは56得点、49得点といずれもロースコアで敗れた。今節も堅固なディフェンスを誇るチームとの対戦になるが、粘り強いディフェンスで対抗するしかないだろう。そして、相手がディフェンスの形を整える前に素早く攻めこむことができるかどうか。一度流れを引き寄せることができれば、ブースターの後押しを受けて一気にたたみかけることもできる。待望の白星をつかみ取るためにも、今こそホームコートアドバンテージを活かす時だ。

文=吉川哲彦

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