ライバル対決を痛み分けで終え、6勝2敗で川崎ブレイブサンダースと並んだ三遠ネオフェニックスが、サンロッカーズ渋谷を浜松アリーナに迎える。星1つの差で追うSR渋谷にとっては2節連続の上位対決だ。
三遠がNBL出身チームと対戦するのは、開幕の川崎戦以来。川崎には連勝しているとあって、SR渋谷にも臆することなく立ち向かえるだろう。注目選手は鹿野洵生。移籍1年目の今季、欠場中の岡田慎吾に代わってスターターに定着し、好調なチームを支えている。SR渋谷はかつて在籍した古巣だが、当時はベンチを温める時間が長かった。経験を積んで成長した姿を見せたいところだ。
SR渋谷は、ケガで長期離脱の見込みとなったカディーム ジャックとの契約を解除。新しい外国人と契約するまでは、アールティ グインとアイラ ブラウンの負担が否応なしに増える。そこで活躍が望まれるのが198センチの満原優樹。ここまで主にオフェンス面でチームに貢献してきたが、当面はインサイドのディフェンスやリバウンドにも注力し、外国人2人の負担を減らす役割を担う。特に今節は、太田敦也のピック&ロールをどう守るかが大きなポイントになるだろう。
文＝吉川哲彦