2016.10.21

名古屋Dはバランスの良いオフェンスが武器、琉球は守備からゲームを作りたい

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

名古屋ダイヤモンドドルフィンズの勢いが止まらない。ケガで離脱していた2人が戦列に戻り、前節も連勝して現在6連勝中。良い雰囲気でアウェイ沖縄の地に乗りこむ。

好調の要因の一つに挙げられるのが張本天傑のオフェンス力だ。197センチのサイズのわりに身のこなしが軽く、シュートレンジも広い。前節は2戦とも2ケタ得点でいずれもホームゲームMVP。昨季まで在籍していたトヨタ自動車(現アルバルク東京)では厚い選手層に阻まれて出番が限られていたが、移籍した今季は開幕から長いプレータイムを与えられ、相応の結果を残している。ジャスティン バーレルを筆頭にバランスの取れたオフェンスを展開する上で、すでに張本は欠かせない存在になっている。

どこからでも得点できる布陣になった名古屋Dに対し、琉球ゴールデンキングスがどう守るか。前々節で昨季NBL準優勝のシーホース三河に1勝したことは自信になっているはずだが、敗れた試合は89失点を喫しており、どの選手も距離を置いて守ることができない相手に連勝するにはディフェンスを工夫しなければならない。名古屋Dはディフェンスも良く、打ち合いに持ちこむのは難しい。やはり守備で相手を翻弄したいところだ。

文=吉川哲彦

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