11月19日に行われたB1リーグ第8節第1戦で、サンロッカーズ渋谷は三遠ネオフェニックスに80-62で勝利。ホームゲームの連敗を4でストップし、順位も三遠を上回り2位に浮上した。
この試合で移籍後初出場となったチャド・ポスチュマスは、18得点9リバウンドと、いずれもチームトップの数字を記録。鮮烈なB1デビューを飾った。11月17日に契約を交わしたばかりだが、試合後には「(BT テーブス)ヘッドコーチは自分に合わせたオーガナイズをしてくれた。チームメートもやりやすいようにプレーさせてくれている」と語り、早くもチームにフィットしているところをうかがわせた。
確固たるセンタープレーヤーが不在であったSR渋谷にとって、ポスチュマスの加入は非常に大きい。この試合のスタッツではペイント内ポイントは44と三遠の26を大きく上回り、セカンドチャンスポイントに至っては三遠の2に対し15と、SR渋谷がインサイドを制したことをはっきりと物語った。
「今日は自分にとっても非常に楽しいゲームだった」と話すポスチュマスだが、自分自身の出来については「リバウンドをもっと取ることができたはず」と決して満足していない。
待望のビッグマンを得て完勝したSR渋谷だが、オールジャパンやプレーオフ進出に向けて、負けられない戦いが続く。明日11月20日の第2戦もホームで三遠を下し、連勝記録を伸ばしていきたいところだ。
文=山口晋平