今季のB1リーグは、ウィークデーに1試合のみ消化する日程が4節組まれている。今節はその最初の節。各チーム、前後の節と合わせて9日間または10日間で5試合というハードスケジュールだ。
過密日程で思い出されるのは、第3節から第4節にかけて中2日で4試合をこなしたレバンガ北海道。この時に第4節の2試合で2人の負傷者を出してしまったことが、今も響いている。目の前の試合に全力で臨みつつ、前回の二の舞だけは避けたい。
その北海道、大黒柱である折茂武彦のトップリーグ通算9000得点が、あと22に迫ってきている。今季の1試合平均は10点弱だが、往時の得点力が蘇れば1試合でも十分達成可能な数字。実現できれば当然チームも勝利に近づくことになり、今後に弾みもつくはずだ。
迎え撃つ秋田ノーザンハピネッツ、前節1戦目は白濱僚祐と谷口大智が獅子奮迅の働きを見せながら、外国人3人が良いところなく敗戦。2戦目は外国人が奮起して追いあげたものの、あと一歩届かず。2試合の80分間をフルエナジーで戦うことがまだできていない。今節は1試合のみ。北海道とは対照的に、週末の2試合のことを考えず開始からより一層ハッスルする必要がある。
文=吉川哲彦