アウェイの横浜ビー・コルセアーズ戦は、初戦を落としたものの、翌日は20点差の快勝。三遠ネオフェニックスの好成績は、ここまで同一カードの連敗がないことが大きな要因だ。他地区との対戦も連敗なしで乗りきることができるか、真価が問われる交流戦になるが、その最初の相手は東地区で首位と同勝率のアルバルク東京。地区2位同士という好カードだ。
注目は何と言っても、ジョシュ・チルドレスとディアンテ・ギャレットのマッチアップだ。ともにNBA経験者であることは言うまでもないが、ポジションも同じスウィングマンで、合流して間もないにも関わらず、ここまで3試合すべて2ケタ得点のチルドレスに対し、ギャレットは現在得点ランク3位。アウトサイドからの1on1でハイレベルな攻防を見せてくれるに違いない。
先週末は試合がなかったA東京。その前の仙台89ERS戦は100点ゲームで完勝している。3ポイントシューターの松井啓十郎がここ3試合連続で2ケタ得点と好調な他、タレント集団の中で影の薄かったアンドリュー・ネイミックが前節2戦目でいずれも今季自己最多の12得点、9リバウンドと奮起した。チルドレスやギャレットから主役の座を奪うくらいの活躍に期待したい。
文=吉川哲彦