栃木は田臥とロシターが好調、京都は再び上位クラブ撃破なるか

 前節は東地区首位だったアルバルク東京との対戦、そして今節はそのA東京に代わって再び東地区首位に立った栃木ブレックス戦。京都ハンナリーズは、リーグ上位を走るチームと立て続けに顔を合わせることになる。

 しかし、徐々にチームとして形ができつつある京都は、岡田優介の逆転3ポイントでA東京からも1勝をもぎ取った。敗れた初戦も残り30秒を切って1点差まで追いあげ、十分に勝利のチャンスがあった。

 対する栃木の前節は、ライアン・ロシターが初戦で31得点23リバウンドと爆発すると、翌日も12得点17リバウンドとペイントエリアを制圧。スティールも2戦合計で7を数え、攻守に存在感を発揮した。田臥勇太も連日2ケタ得点を挙げ、これで4戦連続2ケタとなった。

 栃木で見逃してはならないのが渡邉裕規の働きだ。ベンチスタートながら全試合に出場し、ほぼ毎試合20分前後のプレータイムを確保。2ケタ得点もすでに7回記録している、信頼の厚いバイプレーヤーだ。

 田臥と渡邉が2ガードを組む時間帯に、京都のガード陣がどう対抗するか。小島元基村上直、薮内幸樹だけでなく、ベンチウォーマーに甘んじている日下光の奮起にも期待したい。

文=吉川哲彦

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