2016.12.16

千葉は小野、ストーンが得点力を発揮、富山はヴァイニーの働きが重要に

 破竹の快進撃で連勝街道をひた走る千葉ジェッツ。中地区2位につけていた三遠ネオフェニックスも連破し、ついにチームの連勝記録を更新した。現在11連勝中と、その勢いは止まる気配を見せない。

 その最大の立役者は小野龍猛だ。連勝中は1試合平均16得点。三遠との2戦目では、3ポイント7本を含む38得点の荒稼ぎで、今季通算でも平均13.7得点まで上昇した。タイラー・ストーンとともに、ペイントエリアでも3ポイントラインの外からでも相手に脅威を与え続ける、多彩な得点パターンの持ち主だ。

 千葉がホームに迎えるのは富山グラウジーズ。前節1戦目でようやく今季3勝目、ホームでは開幕戦以来となる2勝目を挙げた。エース城宝匡史がキャリア12年目で通算7000得点を達成、この試合27得点でチームを勝利に導いた。また、ドリュー・ヴァイニーも約22分の出場で16得点7リバウンドと貢献。負傷したアール・バロンとの契約を解除した今、ヴァイニーの働きはますます重要になってくる。

 今季唯一の対戦となるこのカード、元千葉の田中健介は長引くケガの回復が間に合わない見込み。同じく元千葉の宮永雄太が、田中の分も奮起することを期待したい。

文=吉川哲彦

千葉ジェッツの関連記事

B1の関連記事