注目マッチアップは京都岡田と北海道折茂の“二刀流”スコアラー対決

 東地区首位を争う2チームを相手にいずれも1勝1敗。それも、敗れた初戦からしっかり修正し、2戦目で接戦を勝ちきるという内容からは、京都ハンナリーズの底力がうかがい知れる。

 2戦目の勝利に貢献したのは、3ポイント7本を含む29得点の岡田優介と、最終盤に同点3ポイントを決めるなど21得点8リバウンドのローレンス・ヒル。そして、18点ビハインドの第4クォーターで栃木ブレックスを7点に抑えこんだチームディフェンスが最大の勝因だ。2戦計22得点26リバウンド9スティールを挙げたマーカス・ダブの働きも見逃してはならない。

 田辺中央体育館に迎える相手はレバンガ北海道アルバルク東京とのアウェー戦は、初戦は第3クォーターまで同点と粘ったが、ミスの多さが響いた。翌日は西川貴之の33得点の活躍で88点のハイスコアを挙げながらも、あと2点届かず。勝利数で秋田ノーザンハピネッツと並ぶ状況は変わっていない。

 今回の注目は“二刀流”対決。公認会計士の資格を持つ岡田と、北海道のオーナー兼選手の折茂武彦は、日本を代表するスコアラーという共通点もある。“二刀流”のマッチアップを見ることができる、またとない機会だ。

文=吉川哲彦

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