2016.12.22

前節活躍の仙台片岡と名古屋D石崎、チームを勝利に導くのはどちらか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 仙台89ERSが、およそ1カ月半ぶりに勝利を味わった。横浜ビー・コルセアーズとの初戦、第4クォーターを26-11と圧倒しての逆転勝利。翌日は敗れたが、連敗を脱したことは何よりの薬。今度はホームで、ブースターに勝利を見せる番だ。

 チリジ・ネパウエが現在4戦連続2ケタ得点と、チームとしてオフェンス面で好転の兆しを見せている中、そこで軸になっているのが片岡大晴。開幕から第5節までの10試合で2ケタ得点は1度のみだったが、第6節以降は15試合中13試合で2ケタ得点。前節で平均得点も2ケタに到達した。強いメンタリティの持ち主であり、ディフェンスでもアグレッシブなプレーでチームを鼓舞する。

 名古屋ダイヤモンドドルフィンズは、12月に入ってからは前々節でレバンガ北海道に1敗を喫したのみで、5勝1敗と11月の急降下から立ち直りの気配。張本天傑笹山貴哉がオフェンス面で復調してきているのに加え、欠場の中東泰斗に代わってスターターに名を連ねた石崎巧が初戦で13得点11アシストの活躍を見せた。

 片岡も石崎も、NBLとbjリーグの両方でプレーした経験豊富な選手。その経験を武器に、チームを勝利に導くのはどちらか。

文=吉川哲彦

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