過去2度の平日開催は木曜日に行われ、中1日で次節に臨んだシーホース三河。しかし、今回初めて中2日で試合に臨むことができる。
京都ハンナリーズ戦は第1クォーターに24点の大量リードを奪い、終始優勢のまま101-87で勝利を収めた。金丸晃輔と比江島慎の安定した得点力に加え、この試合では橋本竜馬が3ポイント8本を含む30得点と爆発。桜木ジェイアールを除いても、日本人だけで72得点を挙げたのは驚異だ。ただ、後半の58失点は反省材料に挙げられ、橋本の3ポイントに救われる格好となった。
初めて刈谷の地に乗りこむ秋田ノーザンハピネッツは、結果的に連勝が3で止まったものの、千葉ジェッツとのアウェイ戦で最終盤に一時リードするなど健闘した。“一気呵成”の破壊力を持つ千葉のオフェンスを67点に抑えたことは評価に値する。惜しむらくは、オンザコート2の第2クォーターで9点に終わったことだ。
三河としては、千葉と3点差の接戦を演じた秋田は下位とはいえ侮れない相手。2試合続けて1ケタ得点のギャビン・エドワーズは本来の得点力を発揮できるか。対する秋田は、千葉戦で無得点に終わったスコット・モリソンの奮起が望まれる。ゴール下の争いに要注目だ。
文=吉川哲彦