ワイルドカードを争うSR渋谷と京都、アウトサイドシュート成功率が試合のカギに

 リーグ戦再開以降、つまりロバート・サクレが加入してから3勝6敗と思うように白星を伸ばせなかったサンロッカーズ渋谷。サクレが体調不良で欠場した新潟アルビレックスBB戦は、今季最多得点の94-84で勝利を収めた。サクレのポストプレー主体のオフェンスにシフトしてからは3ポイントの成功率低下に悩まされていたが、この試合では成功率50パーセントオーバー。特に、アールティー・グインが持ち前のシュート力を発揮して24得点と、こちらもシーズンハイをマークした。今後は3ポイントとサクレのインサイドをどうかみ合わせるか、BT テーブスヘッドコーチの手腕が問われる。

 対する京都ハンナリーズは、シーホース三河を相手に100点ゲームの完敗。第1クォーターに11-35と先制パンチを浴びたのが響いたが、第2クォーターは失点を11点にとどめ、後半は58点を奪うなど収穫もあった。

 SR渋谷は前節勝ったことで新潟とのゲーム差がなくなり、今節もワイルドカードを争う相手との対決となる。新潟戦に続いて3ポイントを確率良く決めると同時に、相手の3ポイントも抑えたいところだ。岡田優介内海慎吾に加え、本数は少ないながらも成功率が約47パーセントの川嶋勇人にも注意が必要になる。

文=吉川哲彦

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