4シーズンぶりの対戦、琉球は千葉を相手にプライドを見せられるか

 劇的な幕切れで琉球ゴールデンキングスが貴重な白星を手に入れた。西地区2位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの一戦は、前半こそ優位に進めながらも後半に反撃され、試合終了残り1分余りで逆転を許す。残り8秒で再びリードするが3秒後に再度逆転されて万事休すかと思いきや、ラモント・ハミルトンの3ポイントがブザーと同時にリングに吸いこまれた。

 琉球は、ともに敗れた大阪エヴェッサ京都ハンナリーズとの差を2ゲームに縮めた。名古屋Dとも4ゲーム差。今節対戦する千葉ジェッツからも白星を挙げることができれば、一気に勢いに乗る可能性もある。

 一方の千葉は、秋田ノーザンハピネッツに苦戦を強いられた。富樫勇樹が負傷退場したこともあり、67得点のロースコアに終わった。リバウンドで秋田を下回ったことと、3ポイントが19本中2本しか決まらなかったのが誤算。最終盤には一時リードを許し、3点差でかわすのがやっとという印象だ。

 過去の対戦はbjリーグ時代の4シーズン前。優勝経験のある琉球が千葉の挑戦を受ける立場だった。当時を知るのは伊佐勉ヘッドコーチと選手3人。オールジャパン覇者の千葉に対し、プライドを見せることができるか。

文=吉川哲彦

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