B1リーグ第23節第2戦が3月12日に各地で行われた。
富山グラウジーズはホームで名古屋ダイヤモンドドルフィンズを下し、第1戦の雪辱を果たした。第1クォーターを14-14、第2クォーターを17-13で終え、4点リードで迎えた第3クォーターに城宝匡史が爆発。次々とシュートを決めると、終了間際にも3ポイントシュートを沈め、この10分間だけで14得点をマークした。点差を広げて臨んだ最終クォーターも主導権を握り、最終スコア80-70で試合終了。シーズン10勝目を挙げた富山はデクスター・ピットマンが欠場したが、サム・ウィラードが11得点10リバウンドを記録し、西地区2位の名古屋D撃破に貢献した。
栃木ブレックスは新潟アルビレックスBBを100-62で下し、2連勝で東地区首位を堅守。試合開始5分42秒までに13-0のランで新潟を一気に突き放すと、第1クォーターを25-10の15点リードで終える。第2クォーターは17点を挙げるにとどまったが、第3クォーターを27-13、第4クォーターを31-23と順調に点差を広げ、100点ゲームを演じた。栃木は試合をとおして、2ポイントシュート成功率が58.2パーセント、フリースロー成功率が95.5パーセントと、正確なシュートで得点を積み重ねた。また、ライアン・ロシターは20得点21リバウンドの大活躍を見せてチームをけん引した。
サンロッカーズ渋谷は敵地で秋田ノーザンハピネッツを下し、3連勝を達成。第1クォーターに秋田の白濱僚祐に11得点を許すなど30失点を喫するが、第2クォーターは秋田の得点を5点に抑えこみ、前半を43-35の8点リードで終える。後半は第3クォーターを25-16、第4クォーターを14-14とし、最終スコア82-65で勝利。アイラ・ブラウンが13得点12リバウンド2スティール、広瀬健太が17得点8リバウンド2スティールと、フォワード陣がオールラウンドなプレーを展開した。また、通算成績を白星先行の22勝21敗とし、ワイルドカード争いで大阪エヴェッサを上回り2位に浮上した。
レバンガ北海道は三遠ネオフェニックスを相手に劇的な逆転勝利を収めた。60-68と8点ビハインドの第4クォーターの残り4分45秒、三遠のオルー・アシャオルが4つ目のパーソナルファウルを犯す。ジョシュ・チルドレスが負傷で試合に戻れず、ロバート・ドジャーが一時帰国している三遠を相手に、北海道はダニエル・ミラー、ジャマール・ソープがインサイドで勝負を仕掛ける。相手のミスにも助かりながら70-71まで詰め寄った試合終了残り3秒、桜井良太がハーフライン付近からシュートを放つと、これがリングに吸いこまれ、奇跡的なブザービーターに。最終スコア73-71で、北海道が三遠を相手に2連勝を達成した。