各チーム残り15試合となり、中地区では川崎ブレイブサンダースのチャンピオンシップ進出が決定。次の焦点は「2つ目の椅子をどこが確保するか」に移ることになり、地区内の対戦に戻る今節、地区2位と3位の直接対決は注目に値する。
三遠ネオフェニックスはロバート・ドジャーに加えてジョシュ・チルドレスも欠く厳しい状況で、琉球ゴールデンキングスに連敗。オルー・アシャオルが1戦目で29得点15リバウンド、2戦目で24得点12リバウンドと奮起し、太田敦也もインサイドで体を張ったが、チームに勝利を呼びこむことはできなかった。
サンロッカーズ渋谷もアルバルク東京に連敗を喫した。1戦目は第1クォーターで、リーグのクォーター最少得点記録に並ぶ3得点。2戦目はディフェンスで踏ん張ってロースコアゲームに持ちこんだものの、最後はブザービーターで敗れた。ロバート・サクレは2戦合計33得点と復調の気配があるが、チームは2戦とも60点台と得点力が減少傾向にある。
3ゲーム差で三遠が2位をキープしているが、ドジャー復帰のメドが立たない今はSR渋谷にとってチャンス。満原優樹やベンドラメ礼生らの得点力が戻れば、一気に1ゲーム差に詰め寄ることもあり得る。
文=吉川哲彦