横浜戦でチーム最多の28得点10リバウンドを挙げたSR渋谷サクレ「自分がやらなければいけないこと」

9日の試合で勝利に貢献したサクレ [写真]=B.LEAGUE

 青山学院大学とサンロッカーズ渋谷が企画するメディアプログラム『青山学院大学×サンロッカーズ渋谷』。青山学院大のマスコミ系クラブ、サークル、公認愛好団体に所属する学生を主な対象とした同プログラムで、井口典夫ゼミナールの海老原遥さん(総合文化政策学部)が4月9日に行われたB1リーグ第27節第2戦のSR渋谷vs横浜ビー・コルセアーズを取材し、原稿を執筆した。

 2017年1月のサンロッカーズ渋谷入団当時から注目を浴び続ける元ロサンゼルス・レイカーズのロバート・サクレ。4月9日に行われたB1リーグ第27節第2戦では、横浜ビー・コルセアーズを相手に今季最多の28得点を挙げ、69-66で勝利したチームに貢献した。「3ポイントシュートだけでなく、2ポイントシュートを決めて得点を積み重ねることができたのは良かった」とBT テーブスヘッドコーチも語るように、チームは確実な得点力を見せつけた。

 得点(28得点)、リバウンド(10リバウンド)数ともにチーム1位という好成績を残したものの、サクレ自身は「自分の中では最低限のラインで、やらなければいけないことだと思っている」と振り返った。また、「自分がここまでできないと、チームとして流れが良くないこともある。勝つための手段としてこれだけのスコアを出している」と、チームを引っ張る主軸としての責任感を口にした。

 この試合では、1対1だけでなく、周りの選手と連携したプレーも見られた。横浜の尺野将太HCは「サクレの得意なことをさせないよう、1対1で止めていくことをチームで話していた。しかし、ピック&ロールでズレを作られたことで、ミスマッチができてしまった」と、敗戦の理由を話した。

 サクレは「1人がボールを持ちすぎないよう、全員が積極性をもってプレーすることが大事。『全員でプレーすること』に強い意識をもってプレーすることで、良いパスやナイスショットにつながる」と語り、その1つとしてピック&ロールを使ったコンビネーションプレーを披露した。

 5月13日から始まるチャンピオンシップ進出に向けて「目の前の1試合1試合に集中し勝ち抜いていくことが大事」と語ったサクレ。勝利のためにも今日のような抜群のプレーとコンビネーション力でチームを盛りあげてくれるだろう。

主催:サンロッカーズ渋谷
協力:青山学院大学、バスケットボールキング、渋谷新聞、渋谷のラジオ

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