新潟は2ガードの五十嵐と畠山が好調、SR渋谷は清水の働きがカギを握る

 前節で横浜ビー・コルセアーズから2勝を挙げ、ようやく白星を先行させたサンロッカーズ渋谷。今節の新潟アルビレックスBB戦も連勝すれば中地区2位浮上の可能性があるが、逆に連敗すると新潟に1ゲーム差まで迫られる。今節の結果がチャンピオンシップ進出の行方に少なからず影響しそうだ。

 横浜との1戦目では、前半は相手のゾーンディフェンスに苦しんだが、第3クォーターに大塚裕土が5本の3ポイントシュートを沈めチームを救った。2戦目は伊藤駿に加えてアイラ・ブラウンも欠場した中、ロバート・サクレが来日後最多の28得点と5ブロックをマークし、追いすがる横浜を振りきった。

 新潟も富山グラウジーズに連勝。1戦目は五十嵐圭が18得点、畠山俊樹が7アシストとガードの2人が活躍。2戦目も五十嵐が40分フル出場で19得点とチームを引っ張った。今季は1試合平均約11得点の五十嵐だが、4月に入ってからの4試合は平均17.5得点に跳ねあがる。シーズン終盤にコンディションを上げてきたのはさすがだ。

 新潟はサクレだけでなく、ピック&ポップから3ポイントシュートを打つアールティー・グインへの対策も必須。SR渋谷は、2ガードの新潟に対して清水太志郎の働きがカギを握るだろう。

文=吉川哲彦

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