B1リーグ第28節第2戦が4月16日に各地で行われた。
大阪エヴェッサと名古屋ダイヤモンドドルフィンズの一戦は、リードが入れ替わるシーソーゲームに。大阪は最終クォーターの残り1分6秒に笹山貴哉にジャンプシュートを決められ、63-62と勝ち越しを許す。その後、ジョシュ・ハレルソンとエグゼビア・ギブソンがオフェンスリバウンドで攻撃をつなげ、同4.4秒にギブソンがゴール下から得点を決め、64-63と逆転に成功。しかし同3秒にジャスティン・バーレルに2本のフリースローを決められ、64-65と再逆転される。勝負ありかと思われたが、ハレルソンがエンドラインからロングパスを放ち、ゴール下でギブソンが得点を記録。大阪が土壇場で66-65と試合をひっくり返し、3連勝を達成した。
滋賀レイクスターズは京都ハンナリーズを退け、今季初となる敵地での2連勝。2点ビハインドで臨んだ第2クォーターに菅原洋介が3本の3ポイントシュートを決めるなどアウトサイドから得点を重ね、41-31と試合をひっくり返して前半を終了する。第3クォーターを17-17の同点で終えると、58-48で突入した最終クォーターは試合終了残り1分26秒に73-67と6点差まで追いあげられる。しかし、直後に並里成がジャンプシュートを沈めると、その後も、長谷川智伸、ファイ・サンバ、並里がフリースローで加点し、最終スコア82-75で勝利を収めた。滋賀は並里が20得点8アシストをマークし、今季最多となる3連勝に貢献した。
千葉ジェッツは敵地でアルバルク東京と対戦。試合序盤から小野龍猛とマイケル・パーカーが順調に得点を積みあげ、第3クォーターを終えて66-52と14点をリードする。しかし、最終クォーターはA東京のディアンテ・ギャレットに3ポイントシュートなどを次々に許して反撃を受ける。試合終了残り53秒には、この試合28得点目となるギャレットのフリースローで82-78と4点差。それでも84-78で逃げきり、東地区2位のA東京を相手に価値ある連勝を収めた。パーカーは19得点12リバウンド4ブロックを記録し、攻守の中心として活躍した。
三遠ネオフェニックスは横浜ビー・コルセアーズとの接戦を制した。試合序盤に田渡修人がアウトサイドシュートで得点を積みあげ、17-15と2点リードで第1クォーターを終える。しかし第2クォーターは川村卓也に7得点を与えるなど攻めこまれ、31-34と3点ビハインドで前半を終了。それでも第3クォーターに入ると、ジョシュ・チルドレスと太田敦也がインサイドで得点を重ね、チーム全体で32得点を積みあげ、63-56の7点リードで終えた。すると最終クォーターは川村を中心とした横浜の猛攻に遭い、試合終了残り5分45秒に65-66と逆転される。しかし、そこからチルドレスとロバート・ドジャーがフリースローと3ポイントを決めて突き放し、最終スコア76-73で白星を挙げた。