B1リーグ第29節第1戦が4月22日に各地で行われた。
新潟アルビレックスBBは同じ中地区で最下位に沈む横浜ビー・コルセアーズと対戦。第1クォーターの序盤はなかなかシュートが決まらず、川村卓也やジェイソン・ウォッシュバーンに連続得点を許す。しかし、残り6分26秒に挙げたクリント・チャップマンの得点をきっかけに佐藤公威と五十嵐圭が3ポイントシュートを記録。一時同点に追いつかれたが、チャップマンとダバンテ・ガードナーが攻守に奮闘し、28-18で最初の10分間を終えた。続く第2クォーターでは相手に20点を与えたが、第3クォーターで23点を挙げて再び突き放す。最終クォーターはホームの後押しを受ける横浜に序盤から攻めこまれ、試合終了残り4分10秒には72-73と一時試合をひっくり返される。その後も拮抗した展開が続き同9秒に1点差まで詰め寄られたが、この日27得点を挙げたガードナーの活躍もあり、最終スコア82-79の3点差で競り勝った。
富山グラウジーズはホームでの三遠ネオフェニックス戦に臨んだ。22-17の5点リードで迎えた第2クォーターにサム・ウィラードとデクスター・ピットマンがそれぞれ10点をマークし、守っては相手のシュートミスも助かりわずか7失点。第3クォーターも序盤は岡田優の連続得点などでリードを広げるが、田渡修人と鈴木達也の3ポイントシュートやジョシュ・チルドレスのバスケットカウントなどで攻めこまれ、63-50で最終クォーターに突入した。最後の10分間も3ポイントシュートを中心に得点を重ねる三遠に詰め寄られ、試合終了残り5分13秒には70-69の1点差に。しかし、直後にピットマンが得点を決めると、残り約5分間を7失点に抑える堅守を見せ、富山が84-76で中地区2位の三遠を撃破した。
シーホース三河が滋賀レイクスターズを退け、連勝記録を13に伸ばした。試合開始から激しいクロスゲームとなったが、第2クォーターの終了間際にこの日28歳の誕生日を迎えた長谷川智也が3ポイントシュートを沈め、三河が42-41の1点リードで前半を折り返した。第3クォーターはジュリアン・マブンガとクレイグ・ブラッキンズを中心に攻めこまれるが、金丸晃輔が3本の3ポイントシュートを含む15得点と大爆発。計25点を積みあげて勝負の最終クォーターに突入した。両チームともシュートが決まらない静かな立ちあがりだったが、ブラッキンズらに連続得点を与えて試合終了残り6分48秒に同点に追いつかれる。しかし、最後までリードを譲ることなく試合を進め、最終スコア87-79で勝利を収めた。桜木ジェイアールが今季初めてスタメンから外れて不出場だったが、先発に名を連ねた高橋マイケルが9得点3リバウンド2アシストを挙げ、アイザック・バッツは19得点12リバウンドで仕事を全うした。
【試合結果】
横浜ビー・コルセアーズ 79-82 新潟アルビレックスBB
富山グラウジーズ 84-76 三遠ネオフェニックス